内容説明
日本が経済大国といわれてから、もう久しいし、国民のだれもが疑問を持たずに受け入れている。ところが、日本人の90%は、自分は中流だと考えているようだ。日本人の多くが、自分と国との力の乖離に気付いていないことになる。これは、西欧では考えられない現象であるという。滞日20年、ますます耳に痛い、ムッシュ・ボネの待望の13冊目。
目次
1章 もうおなかが一杯だ(気象条件も運不運;各国電話事情;長者番付と誘拐 ほか)
2章 男はつらいよ日本人(進学と単身赴任;名刺と均質化社会;“角”状況下の文学 ほか)
3章 ニッポンVS欧米(ロマンと現実の間;Where is a bee?ジョン・ウェインとレーガン ほか)
4章 されど日本のマスコミ(豊かさへの対応;GNP比1%の呪文;マスコミ軍団 ほか)