内容説明
折しもヴァチカンは新ローマ教皇選挙会の当日。だが、次期教皇候補四人が揃って失踪していた。そこへイルミナティを名乗る人物から電話がかかる。かつて科学者を迫害した教会への復讐のため、教皇候補を一時間に一人ずつ殺していくというのだ。殺人はどこで行われるのか。反物質の隠し場所は。その鍵が十七世紀に書かれた詩に隠されていることに気付いたラングドンは、知力と体力を尽くして、殺人ゲームに挑むが―。
著者等紹介
ブラウン,ダン[ブラウン,ダン][Brown,Dan]
1964年、米ニューハンプシャー生まれ。アマースト大学を卒業後、英語教師から作家へ転身。1998年『パズル・パレス』でデビュー。2000年『天使と悪魔』(ラングドン・シリーズ第1作)、01年『デセプション・ポイント』(ノンシリーズ)を刊行。03年、ラングドン・シリーズ第2作となる『ダ・ヴィンチ・コード』を刊行、全世界でベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
-
乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
188
著者のダンブラウンは、スロースターターのようだ。スピードが上がり始めればどんどん加速するのだが。予告通り殺人が起こってしまい、犯罪を防がなくてはならなくなった。なかなか次の謎が解けないもどかしさ。スピード感満点で密度が高く、楽しくてしょうがない作品。 2015/10/28
zero1
183
新教皇を選ぶコンクラーベを控えたバチカンの危機。四人の候補者が拉致される。イルミナティはカトリックに長年の恨みがあるため、身代金の要求はない。犯人側は1時間に枢機卿ひとり殺すと予告してきた。BBC取材班がアサシンから情報を得て全世界に驚愕の映像が流れる。世界中から枢機卿を集めたバチカンは反物質の存在もあり苦悩する。ラングドンは枢機卿を救うため謎を解く。物理学者ヴィットリア、警備隊長オリヴェッティとともに救出に向かうが。この厚さなら上下二巻でもよかった?下巻に続く。 2019/06/15
ehirano1
165
いよいよ謎解きスタート!と同時に「宗教(バチカン)vs.科学(イルミナティ)」の時を超えたバトルも再燃。情報量が多過ぎるのですが、そこは巻頭にキーになる写真が掲載されているためイメージしやすく置いてけぼりを喰らわずに済みます。2024/08/14
mariya926
135
急にミステリー要素が強くなってきました。土、空気、火、水と関連している聖堂での殺人予告。正直バチカンの美術に疎い私としては流れに流されていく感じで読み進めています。やはりハーバード大学の教授は只者ではないです。ラングドンの機転と知恵で次から次へと殺人現場に前もって到着しますが…。まだ犯人を特定できていません。でも中巻の最後に大きなヒントが出てきたので、犯人はだいぶ絞り込めました。カトリック教会が見たらこの本は脅威ですね。信徒の方々はどんな気持ちで読むのかな?と気になりました。2020/02/22
せ~や
117
再読。ゆっくりゆっくりと物語の進むスピードが上がっていく感じ。謎が解けそうで解けない、物語の核心に近づくようでどこか遠い感じ。イタリアに、特にシスティナ礼拝堂などに行ってみたくなる。宗教と科学、どうなるのか?☆52019/04/27