出版社内容情報
発売以来、世界中で話題騒然となった『ダ・ヴィンチ・コード』の文庫が登場!
内容説明
館長が死の直前に残したメッセージには、ラングドンの名前が含まれていた。彼は真っ先に疑われるが、彼が犯人ではないと確信するソフィーの機知により苦境を脱し、二人は館長の残した暗号の解読に取りかかる。フィボナッチ数列、黄金比、アナグラム…数々の象徴の群れに紛れたメッセージを、追っ手を振り払いながら解き進む二人は、新たな協力者を得る。宗教史学者にして爵位を持つ、イギリス人のティービングだった。
著者等紹介
ブラウン,ダン[ブラウン,ダン][Brown,Dan]
1964年、米ニューハンプシャー生まれ。アマースト大学を卒業後、英語教師から作家へ転身。1998年“Digital Fortress”(角川書店より近刊)でデビュー。2000年『天使と悪魔』(ラングドン・シリーズ第1作)、01年『デセプション・ポイント』(ノンシリーズ)を刊行。03年、ラングドン・シリーズ第2作となる『ダ・ヴィンチ・コード』を刊行、全世界でベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 3件/全3件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
507
上巻に続いて、波瀾万丈の展開。ダン・ブラウンの想像力(妄想?)は飛翔を止めない。そればかりか、いよいよ核心とも言うべき「聖杯」に迫って行く。ダ・ヴィンチが考案したというクリプテックスも登場し、物語の細部の意匠にも事欠かない。ただ、「ヒエロス・ガモス」はともかく、マグダラのマリアがイエス・キリストの妻であったことまでを歴史的検証を経てきたように書くのはいささか狡いと言わざるを得ない。それが言い出されたのは1980年代になってからのことではなかったか。もっとも、そこには史実の裏付けがあるとするのだろうが。2019/09/14
zero1
194
キリストは神か人か?聖書の作者は誰で編集者がいた?キリストに子が?カトリック信者が聞いたら怒りそうな内容。ベースは事実でも物語は想像力の賜物。だが知的好奇心を大いに刺激しスピード感あり。【最後の晩餐】の秘密は意外。人の目は【常識】で見えなくなる。【13日の金曜日】は何故、嫌われる?再読なのに面白い!探している物の正体が聖杯(後述)と判明。聖杯とは何だ?驚きの正体が明かされる。歴史に隠された陰謀と暗号がつまらないわけない。誰が敵で味方?協力者と危険が一緒に来る。舞台はフランスから海の向こうに。下巻に続く。2020/06/01
ジェンダー
135
前作もそうやけどめっちゃ展開が早い!本に出てくるダヴィンチが書いた絵は知ってたけど細かくは知らなかったし他の絵画にも宗教的な意味合いがあることを知って絵画展観に行った時また印象が変わるかも!聖杯のことかイエス・キリストの事とか普段気にかけてない分なんか新鮮やし結末が読めないから下の方も楽しみ! 2023/12/13
セウテス
111
【ラングドン教授】シリーズ第2弾中巻。フランス警察の手を逃れて、ソニエールが遺した謎を追うラングドンとソフィー。キリストの聖杯の意味をダ・ヴィンチの最後の晩餐から読みとき、宗教史学者ティービングの協力を得て、飛行機でイギリスへと飛び立つ。敵側の描写や警察の動きが、効果的な位置で書かれており、どちらに転ぶのか緊張高まる巧みな展開で読む手が進む。暗号の解読で、もっと推理出来る設定なら良かったと思うが、小さな謎解きをしながら最大の謎へ向かう展開も、飽きさせない素晴らしい構成だと思う。事実と認識してしまうかも。2020/05/05
レアル
103
純粋に面白い!読みやすさに加えて、ダ・ヴィンチの謎、そしてキリスト教の歴史と。。ホントかなぁ?なんて思いながら一気に読了!ラングドンとソフィーの行く末と物語の結末を知りたく下巻へ突入!2015/01/14