内容説明
漫画家のなかでも売れっ子のイメージといえば、連載を持ち、「先生」と呼ばれ、読者からは憧れの的、単行本が売れてアニメ化、映画化されたキャラクターを持ち…、と華やかなものかもしれない。ところが漫画家のなかでもド底辺なのが、風俗体験取材漫画家。生々しくも抱腹絶倒の体験談は、普通の人生では味わえない過激さ。でもふと我に返ると、出版不況、下がっていく原稿料、編集者との軋轢、漫画家のなかでのヒエラルキー…、残酷な現実に押しつぶされそうになる。男性はもとより、女性にとっても風俗が身近になってきた昨今。風俗体験取材漫画家の自伝的エピソードは、愉快だけどちょっぴり哀しく、心に突き刺さります。
目次
風俗体験取材漫画家とは
ギャグ漫画家魂
女性編集長と行く風俗取材
待機部屋取材は面白い
半年間キャバクラ取材
漫画家の先輩Y氏
男と初の肉棒味比べ
悩み多き者たち
平成漫画家残酷物語
性病
風俗嬢との恋話
オレの初体験と性癖
風俗体験取材漫画家の最後っ屁
著者等紹介
コモエスタ神楽坂[コモエスタカグラザカ]
1959年、愛知県生まれ。ギャグ漫画家になるために上京し、22歳で少年誌デビュー。その後、青年誌で新連載を繰り返したのち、風俗体験取材漫画家に転身。風俗誌やスポーツ紙だけでなく、電子書籍、ウェブサイトなどのニューメディアでも活躍中。過去に別のペンネームで3冊の書籍を執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
坊っちゃん
2
★★★ 『バイトもせず、漫画だけを描いて生活している漫画家は大雑把に1万人。(中略)1万人のうち4パーセント、400人程度がサラリーマン並、またはそれ以上の生活(中略)。残りの9600人は、とりあえずバイトもせず漫画家と名乗り、1日中机に向かい漫画を描いているが、その暮らし『極貧』なり』だそうで。タイトルを見て、売れない漫画家の極貧生活が書かれているのかと思いきや、風俗体験取材のエピソードがほとんどでした。期待していたのとは違ったけれど、それはそれで面白かったです。(コメント:2019/04/18)2019/04/17
ナツ
1
売れない漫画家の過酷さが風俗体験漫画の仕事と共に綴られているただけ。風俗産業の中身に興味が無ければ、買ってまで読むほどでない。2018/06/13
しゅんぺい(笑)
1
読んだひと、めっちゃ少ない。けっこうブルーオーシャン的な本やと思ったのに。字が大きくて、下世話な話が終始続く。悪い意味ではないです。コアマガジンっぽい、突き抜けた本。2015/09/16
-
- 和書
- Missing 双葉文庫