内容説明
母校の中学校で働く、人のいい教師・神野のもとに、かつての同級生だと名乗る怪しい探偵が訪ねてくる。探偵は、神野の学生時代の親友で、現在は一流企業に勤める同級生、木村を探していた。心ならずも神野は木村探しを手伝うことに。人を疑うことを知らない男と、人の裏側ばかり見てきた男。ちぐはぐながらも次々と手がかりをつかんでいくが…。そんな2人を待っていたのは、予想不可能な結末だった―。
著者等紹介
行川渉[ユキカワワタル]
1970年生まれ。文筆業。ノベライズなどを多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちーたん
68
読友・よしぱんさんからオススメされてた映画🎥視聴しました✨◆母校で働く教師・神野(大泉洋)のもとにかつての同級生だと嘘つく・北沢(佐々木蔵之介)が学校に訪ねてくる。男はヤクザと繋がりあるなんでも屋の探偵。神野の親友である木村(堺雅人)の行方を探していた。木村は妻・ミキ(常盤貴子)の出産にも立ち会わず、ヤクザの女・アユミと雲隠れしていることが発覚!人のいい神野は北沢と共に木村を探すのだが…。◆2008年の作品。見事に騙されてた~笑。ちょい役のムロツヨシ登場に笑み!そして一番腑に落ちるキャラだった笑。2021/12/13
どぶねずみ
32
図書館の棚から装丁を見て、面白そうな予感がプンプン臭うので手に取った。大泉洋と言えば、コメディ俳優でしょ~。これは映画のノベライズだったのか。それすら知らなかったことに損した気分、面白い! 笑える! かなり危ない橋を渡るシーンが多くてドキドキもするけど、それをひっくり返す結末が良い。生徒から「モジャ」と呼ばれるキャラクター設定も良い。読む前から大泉洋のイメージが頭にへばりついていたから、装丁を見ていなかったら、そこはどう思ったかわからないけど、これは映像必見だ。2018/11/03
NAO
28
原作があるとは思わなかった。映画もすごくおもしろい、よって本も上質!DVD借りてこよう!2016/03/25
スケキヨ
23
数年前に映画館の帰りにガイドブックと一緒に買っていました。つまり、そんだけ映画がツボだったんです。表紙の俳優さんお三方がそれぞれいい味を出しつつ、出されつつ、見事な脚本にマッチしています。ノベライズでは当たり外れが多いんですが、今回は当たりでした。「映画を大切にしたいと思った」との著者の言葉にあるように映画に忠実で読み終わった後、もう一度映画を観たくなりました。2011/08/20
青葉麒麟
14
昨日、映画を観たばっかりだったので映画の場面が甦りまくり。映画では判らなかった細かい事がよく判って得した気分。うどん屋さんで大黒社長にビールを呑ませたのも、後で検問に引っ掻けるためだったとはねー。伏線が確り張り巡らせてる(^^)2013/06/11