天皇と神道―GHQの宗教政策

天皇と神道―GHQの宗教政策

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  • サイズ B6判/ページ数 335p/高さ 19X14cm
  • 商品コード 9784377107821
  • NDC分類 165.9
  • Cコード C0331

内容説明

太平洋戦争で敗退した日本は、マッカーサーを最高司令官とする連合軍(GHQ)に、7年にわたって占領された。日本軍を武装解除したGHQは、日本人の精神面の武装解除として、〈天皇の人間化〉と国家神道の解体をはかった。くすぶる靖国神社問題など―この本は、GHQの生き証人であり、適任者による唯一の貴重な記録である。

目次

日本占領と国家神道の解体―序章
宗教改革の組織と機能―GHQと日本政府
「人権指令」と「神道指令」―信教の自由と政教分離
「神道指令」の法制化―宗教人への関心と対応
政教分離の具体化へ―教育・社寺所有地・祭礼の問題
超国家主義と軍国主義の一掃―国体のカルト解体への対策
「信教の自由」の奨励―内面化への困難な課題
マッカーサーと天皇―予言者と司祭のパートナーシップ
宗教政策への批判に応えて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ohe Hiroyuki

2
本書は、GHQ宗教課に勤めていた著者による占領政策のうち宗教政策を概観するものだ。▼著者の認識は当時の(外国人だけでなく当時の進歩的日本人の)認識であったのだろう。一文を紹介すると「内務省は、軍部と共謀して、全国民を天皇の意思ーに盲従する臣民に仕立て上げるという仕事を進めた。…過激派の温床」だという。またそれは「国体のカルト」であったという。▼しかし、客観的な記述に努めたとあるとおり、本書には政策のみならず登場人物の動きが書かれている。これからの歩みを考えるにも今一度当時の政策を丁寧に見ていくべきに思う。2024/01/27

可兒

0
レポートの課題に選ぼうかと思ったが、日本の文化を語っているとはいえないようだ2008/10/03

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