角川文庫
リンドバーグ〈上〉―空から来た男

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  • サイズ 文庫判/ページ数 541p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784042890010
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0198

出版社内容情報

膨大なデータや入念な取材から、太平洋横断飛行の成功から愛児誘拐事件、妻とさん・テグジュペリとの不倫など、人間リンドバーグの内面を緻密に語るドラマチック巨編。

内容説明

スピリット・オブ・セントルイス号が白いタカのように滑走路に舞い降りた!人類初、ニューヨーク=パリ間のノンストップ飛行を成し遂げ、歴史に燦然と輝くその名を刻みつけた男、チャールズ・A・リンドバーグ。大空への夢はどのように実現されたのだろうか。綿密な飛行計画と資金面でのやりくり、燃料タンクの配置や計器類の取りつけまで自ら指示した愛機の詳細など、大陸横断飛行の裏の裏まで克明に取材し、一人の男のひたむきな情熱が結実するまでをつぶさに追った、ピュリッツァー賞受賞の決定版評伝。

目次

1 カルマ
2 北極光
3 わが家にまさるものなし
4 翼の下で
5 スピリット
6 夢に賭ける
7 一介の人間
8 ユニコーン
9 “We”
10 サワーランド

著者等紹介

バーグ,A.スコット[バーグ,A.スコット][Berg,A.Scott]
1971年プリンストン大学卒業。著書に『虹を掴んだ男』(全米図書賞受賞)、『名編集者パーキンズ』など。綿密な取材に裏付けられた抜群の構成力に定評がある

広瀬順弘[ヒロセマサヒロ]
1932年東京生まれ。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

26
光と影。栄光と挫折。家族愛とマスコミ不信が、不変の共通項。好奇心と弛まぬ思考。飛行中の自問自答が、道を拓く。世界的航空網を含めた航空界の発展が、常に言動の柱。大記録で「時の人」となり、得た様々な好機を活かし楽しむ可能性。無論、金銭ではない。一方、Privacy以上の喪失。癒すことのできない傷。人生の両極を一度に抱えたチャールズ、そして家族、特にアンへの影響。、”涙”の有無のアンのコメントが印象深い。教師を続ける母の凛とした生き様に、どこか救われた思いとチャールズの人生哲学を垣間見る。2014/11/15

ゆずこまめ

1
初めての大西洋単独飛行を成し遂げた人。さぞ華やかな人生を送っているかと思いきや、25歳で大西洋を渡るまではものすごーく地味で孤独です。両親の仲は壊れているし、親しい友達も恋人もいない。すごくハンサムだったらしいのに、もったいない。孤独が辛くない場所を求めて空へ向かったのでしょうか。見事に大西洋を渡って、世界的な英雄になった彼ですが、その後も人生は続くのです。地位、名声、名誉、富、押し寄せるマスコミ、プライバシーの欠如・・・1人の孤独な青年はどう対処したのか?下巻も楽しみ。2011/03/10

0
20020625

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