角川文庫
グレイ・アウル―野生を生きた男

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  • サイズ 文庫判/ページ数 370p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784042855019
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0198

内容説明

カナダの大森林からやってきて、自然のすばらしさとその保護を、聞くものをうっとりさせる言葉で語る男、グレイ・アウル。1930年代のヨーロッパで彼の名を知らぬものはいなかった。スコットランド人とアパッチ族の混血だという、その男はビーバーをこよなく愛し、カナダの自然とそこに住む生き物たちの世界を、息をのむほどの美しさで語り描いた。森の守護神グレイ・アウルは生きた伝説となっていた。が、その人気に嫉妬したマスコミが秘密を嗅ぎつけた。グレイ・アウルはインディアンとの混血などではなく、生粋の英国人だというのだ。カナダの原野に独り分け入り、インディアンとして森の真実を語った男の、謎に満ちた波瀾万丈の生涯。

著者等紹介

ディクソン,ラヴァット[Dickson,Lavat]
1902年オーストラリア生まれ。中央アフリカやカナダで少年期・青年期を過ごし、カナダで英語教師をした後、ロンドンに渡り編集者として自ら出版社をおこす。グレイ・アウルと運命的に出会い、友人として、編集者として、処女作をのぞき彼の著作のすべてを手がけた。1987年没
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rincororin09

1
僕の北方系荒地願望を満たす1冊。インディアンになったイギリス人のお話(ものすごくざっくり^_^;)。時代の閉塞みたいなものが彼を駆り立てたのかな。でも、変わりゆくカナダの大地に、彼は間に合ったのだと思う。今を生きる僕たちは何を見届けることができるのだろうか。カメラマンの星野さんの本を再び読みたくなる。2014/03/06

Mirunovic

0
into the wild と異なった部分はどこなのか…時代か場所か思想か…。グレイアウルは本当の意味で生き通せたのか…。残された書籍に目を通せば何か答えに近づくかもしれない。2018/08/10

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