内容説明
優れた創造性に狂気はつきものなのか―十代でコンクール六度の優勝、そして歴史に残るラフマニノフの演奏と、天才ピアニストの名を欲しいままにしていたデヴィッド。だが父親の尋常でない愛情が葛藤と隔絶を生み、少年の純粋な精神を狂気の世界へと追い込んでゆく…。言葉も、ピアノもない、堕落した生活。しかしピアノは彼を見捨てなかった!周囲の熱意と新しい出会いに支えられ、再び目覚め始めるデヴィッド。そしていま、彼の新たなラフマニノフが奏でられる…。アカデミー賞映画「シャイン」の原作となった、感動のノンフィクション。
目次
第1部 ダメージ(誘い;発見;驚き;正気と狂気の境界線 ほか)
第2部 霧に包まれた意識(思い出の地;二十年ぶりの答え;外国、そしてやさしい人たち;洪水 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
daiyuuki
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デヴィッド・ヘルフゴットがいかに父親との確執から起こったトラウマをカウンセリングなどで乗り越えてきたか、タバコやコーヒー中毒だったデヴィッドが長いコンサートが出来るように中毒を越えることが出来たか、複雑なデヴィッドとデヴィッドの父親との確執、パニック障害などの状態になった時にどう対応したかなど、映画では詳しく描かれていないことも詳しく描かれていて、映画を見た人でも楽しめます。2013/01/02
小石川実弥子
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原書より先に映画を観たのだが、その時は父親のことを息子の人生の邪魔をする毒親だとしか思えなかった。しかしこの原書を読んでから改めて映画を観ると父親の感情が理解できる。裕福なユダヤ人社会にあって惨めな失敗者の自分、一番いい服を着ていてもみすぼらしい自分、挨拶をしても素通りされてしまう、デイビットの父親としてさえも重きを置かれていない自分。お父さんも悲しい人だった。それにしても才能のある人は不思議な程に次々と出会いの扉を開いてゆくものなのだな。2014/05/24
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