内容説明
吸血鬼ジュヌビエーブ嬢は6世紀以上にも渡る長い生に退屈していた。選帝侯の皇子オスバルト達の、大魔法使いドラッケンフェルズ退治の旅に加わったのも、冒険を欲していたからだ。血みどろの惨劇の末、彼らは逐にドラッケンフェルズの息の根を止めた。帝国の危機は免れたのだった。それから25年。オスバルトの下にかつての仲間が再会。ドラッケンフェルズ砦の劇場であの冒険の旅が再現されるという。幕は上がった。ところが本当に役者たちが次々と何者かに殺されてゆく…。それは見えない大きく邪悪な力と、ジュヌビエーブ達の真の闘いの幕開けを意味していた。超弩級ドラキュラ・ワールド大展開。