出版社内容情報
仕事であるある! 職場にいるいる! むくむくと元気がわいてくる共感度120%のワーキング・ガール小説。さあ、今日もお仕事です!
【著者紹介】
作家
内容説明
キャラクタービジネスを手掛ける小さな会社に転職した紺野真穂。26歳。大手企業の下請け業務が中心で、プロジェクトの主役にはなれず、いわば「エキストラ」ですけど、それが何か?社会の隅っこにいたって会社の下っ端だって、意地とプライドでいい仕事、目指しますから!憧れの先輩、面倒くさい同僚、困った後輩と共に、さあ今日もお仕事ですっ。共感度ピカ・イチのワーキング・ガール小説。
著者等紹介
吉野万理子[ヨシノマリコ]
神奈川県逗子市生まれ。上智大学文学部卒。新聞社、出版社などで編集業務に携わる。2002年「葬式新聞」で「日本テレビシナリオ登龍門2002」優秀賞受賞。2004年連続テレビドラマ「仔犬のワルツ」(日本テレビ系)の脚本を執筆。2005年『秋の大三角』(新潮社)で第1回新潮エンターテインメント新人賞受賞。児童書も手掛け、『チームふたり』(学習研究社)は、第54回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選定された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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ラジる男の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さてさて
145
『なんのために仕事をしているのか、という一大テーマはまだ解決していないけれど、とりあえず毎日会社に来るのは楽しくなっていた』。『キャラクタービジネスの会社』で営業アシスタントを務める主人公の奈穂。この作品には、そんな奈穂が同じ部署の先輩である大賀を尊敬し、片恋しつつ日々を生きていく姿が描かれていました。奈穂の作る短歌が物語に絶妙なリズムを作るこの作品。『社員二十七人』の会社のリアルを見せていくこの作品。ゆる〜く展開していく物語の中に、『人は、なぜ働くんだろう』という問いかけへの一つの答えを見た作品でした。2024/09/20
siro
54
最近、仕事に振り回されて疲れぎみだったのでやる気の出るようなお仕事小説をと思い選びました。残念ながら主人公のようなフレッシュさは持ち合わせず、ミミーズよりも年上なので新入社員を見守るような心持ちになって読みましたが、ハッとさせられる部分や共感する気持ちもあり楽しかったです。いいなぁ…イケメン上司。それだけで頑張れそうな気がする(笑)2015/07/27
紅香
47
仕事で悩むことがあって、ついついお仕事小説に手が伸びる日々。『使えない』って思われてるんじゃないかってビクビクしてる。そんな自分が嫌になる。失敗する。負のスパイラル。働くって何?……この物語を覗いてみると、いるいる同じように悩んでる人。やっぱり一緒なんだっとほっとする。愚痴を聞くことも立派な仕事。人がなぜ働くかといえば、何より社会のため。忘れてた。いつの間にか社会貢献する以前に上司の顔色ばかり伺ってた。だから苦しかったんだ。少し気持ちが浮上した。その向こう側にいる人の笑顔のために、もう一度頑張ろう♪2015/05/05
Book・CaFe
37
紺野真穂、26才。総勢社員4人の会社が倒産後、恵比寿にあるキャラクタービジネス、主にキャラクターグッズを作ったり、キャラクター関連のHPを作成する社員27人のキャラパークへ転職。ワーキングガール小説なだけに、リアリティのある会社の人間関係、クライアントとのやりとりや仕事の段取り、キャラクターが生まれるまでのプロセスなどが随所に描かれていて、同じワーキングウーマンの私⁇?もワクワクしながら読むことができた。お仕事頑張ろう!気力をもらいました。著者はドラマ(仔犬のワルツ)の脚本も手掛けていたとか…2014/01/16
coco夏ko10角
35
最初の方は「20代後半・社会人4年目にしては幼いなぁ…」って感じだったけど、それが少しずつ成長していく様が良かった。大企業とのやり取りやごたごたがなんだかリアル。2015/03/03