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内容説明
ロレムス王国の騎士ジラルドは、先の戦争で大きな武勲を上げ、将軍職と長城防衛という名誉を賜る。だが、その実質は僻地への島流しであった。政争に敗れ、戦いもない日々が七年過ぎ、ジラルドは酒だけが相棒という立派なダメ人間となっていた。だが、そんなジラルドに大きな転機が訪れる。「私はユリーシャ。今日からあなたの妻になる者だ」強引なユリーシャに戸惑うものの、彼女の助言に従い、体を鍛え直すうち、気概を取り戻していくジラルド。だが、世は再び戦乱の気配が増し―。かつての英雄が、本当の英雄になる!?「再生」の王道ファンタジー英雄譚、いま開幕する!
著者等紹介
三島千廣[ミシマチヒロ]
小説家。「ダンジョン+ハーレム+マスター」(Mノベルス)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
9
左遷をきっかけに飲んだくれになっていた主人公のところにヒロインが嫁いできて生活を見直していく話。さらっと話が進んでいく感じが強かったのでもう少しゆっくりでも良かったかも。2018/03/08
ホシナーたかはし
8
タイトルと帯の文句に惹かれて購入、失敗。成績優秀な将軍が、上にねたまれて左遷させられるのは「左遷も悪くない」の方が、起承転結かっちり書かれていて、本作が劣っています。ハンナがうっとおしい。最終的に王都へ戻るのはどうなのさetc、ミーシャを保護するところ等良いところもあるはずなのに、引っかかるところが目立ちました。2018/02/03
しぇん
8
一騎当千、どころか一騎五千の破格の英雄だった主人公ですが政争に敗れ辺境に飛ばされて早七年。酔っ払ってる方が多い状態に堕落。この境遇で二十五歳は若すぎるので三十歳とかで良かったのではないかな?とも思ったりしました。そんな時に突如父が連れてきた完璧な嫁、そして拾った娘によって再生される物語ですね。落ちぶれていても根は英雄の辺りが良かったです。2018/01/14
よちたか
8
とりあえず、イラストレーターはもっと作風に合った人を選ぶべき、というのがこの作品を読んでまず感じたこと。若くして英雄と呼ばれた主人公が左遷されてやさぐれてしまい、酒浸りになっていたのだが、とある少女との結婚を機にそこから再起するというお話。だが、主人公のイラストが10代の少年にしか見えないので、全く世界観に入り込めない。明らかにアル中で精神をやられている主人公の独白も、あのイラストではギャップが大き過ぎて全く説得力が感じられない。小説とイラストの相乗効果がラノベ最大の強みだが、見事に失敗してしまった作品。2018/01/13
のれん
6
人間落ちぶれるときにこそ再起の伝説の始まりという、英雄記の王道のような物語。 ヒロインも可愛く気高く上手くポイントを抑えている。 主人公は枯れているというには若すぎて、年の割には野心や信条を最初に持っていたというわけでもないようで、少し英雄への動機が薄いかなと思う。 ただ、これからの動きに期待したい1作。2018/01/25