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出版社内容情報
この弁護士の策略(トリック)に、誰もが騙される――
「無実の罪を着せられた人々を救いたい――」
そんな理想に燃える新人弁護士の本多は、初めての刑事裁判で苦戦を強いられていた。
やむを得ず彼が助力を求めたのは、「他人のウソを見破れる」とうそぶく不敵な男、通称“悪魔の弁護人”だった――。
陰謀と策略だらけの究極の法廷劇、堂々の登場!
内容説明
「無実の罪を着せられた人々を救いたい―」そんな理想に燃える新人弁護士の本多は、初めての刑事裁判で苦戦を強いられていた。やむを得ず彼が助力を求めたのは、「他人のウソを見破れる」とうそぶく不敵な男、通称“悪魔の弁護人”だった―。陰謀と策略だらけの究極の法廷劇、堂々の登場!
著者等紹介
師走トオル[シワストオル]
ゲーム業界勤務後、『タクティカル・ジャッジメント』にて第二回富士見ヤングミステリー小説大賞準入選、同作にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まる
48
依頼人の無罪を勝ち取るためとはいえ、そんなのアリ?!(いや、ナシでしょ…)無罪放免のためにある程度の策略はアリだと思うけど、他人を攻撃するやり方はどうなんだろうと。ただ、その分主人公がとことん真っ直ぐなのが救われます。読後すっきりとはいきませんが、面白かったのは面白かったです。続編もあるようなので読んでみたいと思います。警察、検察との過去も気になりますし。2017/01/12
ちゅーい@おしん
42
献本プレゼントで頂いた本です。 主人公は苦労性の新人弁護士本多、そのバディが「悪魔の弁護士」と悪名高いくせの強いベテラン弁護士阿武隈で、よくあるシチュエーションのデコボココンビ的な展開を、法廷を中心に繰り広げる話です。 純粋なシリアスさと言うよりは「逆転裁判」のようなエンターテイメント性の高い展開が、いわゆる法廷サスペンスの硬さをほぐしていると感じます。 私感ではアニメ化しても受けると思いました。 最後にこの本に出会わせてくれた「読書メーター様」有難うございました。 また宜しくお願いします←コラ2016/03/23
mika
38
頼りのない新人弁護士と通称「悪魔の弁護人」がパートナーとなり、検察側の証人をあの手この手と言い負かしていく裁判モノ…。説明が丁寧なので普段馴染みのない法廷の様子などがよくうかがいしれる。不利の状況から巧みな話術によって事実を覆していく場面は、こちらもついついのめり込んでしまう…。ほぼ悪魔の弁護人の1人舞台と化してしまっていたが、今後、真面目な新人弁護士との絡み合いが何気に気になるところ…2016/03/10
Yobata
37
真面目で馬鹿正直な新人弁護士の本多は、初めての刑事裁判で苦戦を強いられていた。そこで所長から教えられた“悪魔の弁護人”と呼ばれる弁護士に助力を求めることに。嘘を見破れると豪語するその男・阿武隈はその悪魔と呼ばれる手腕で法廷をひっくり返し…。新創刊の師走トオル先生のリーガルサスペンス。悪魔の弁護人と呼ばれる阿武隈と極真面目な本多の弁護士タッグがネックレスの盗難とそこから発展した殺人事件の冤罪から弁護人を守る話で、法廷では本多はまだ新人てことで出番はなしだけど、阿武隈は大盤振る舞いだったね。裁判員への印象を→2016/02/14
さばかん
36
控え目に言ってめちゃくちゃ面白い。 こういう逆転裁判は大好物。 さらには王道にして邪道、邪道にして王道。 法律家の監修もついてて読みやすいし分かりやすい。 夢中で読んだ。読まされた。面白かった。 ただタイトルは「無法の弁護人」じゃなくて「悪魔の弁護人」で良かったんじゃないかと思う今日この頃。 “警察や検察はいくら無実の犯人を締め上げても罪には問われないんだからな、せめて出世できなくなるぐらいは当然ってもんだ”2016/07/23