感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きょちょ
16
シリーズ5作目。 自殺した男の部屋に、一度も面識のない主人公マルティン・ベックの名前のメモが残されていた。 火事の通報があり出動したはずの消防車が「消えて」しまった。 いろいろな謎が提示されそれらを楽しめるし、何よりも個性的な刑事たちそれぞれが実に良く描かれた作品。 メランデルだけ珍しくやや影薄いか。 グンヴァルト・ラーソンの活躍、最後のレンナルト・コルベリの言葉、コルベリらしくて良いですわ。 このシリーズは1作目「ロセアンナ」から順に読まれるのがおススメです。★★★★★2016/04/17
bapaksejahtera
15
シリーズも進み、多分読み手の慣れもあってか登場する刑事達の性格がくっきりとしてきた。ラーソンは粗野でハラスメント勝ちな性格が、前作あたりから愛嬌が増し有能さが強調されてきた。本作では十分に花を持たされた。前作で死んだオーケの交代で登場のスカッケは、天敵コルべりの攻撃に耐え最後には意図せぬきっかけでコルべりを救う。冒頭マルチンベックの名前のメモを残して自殺した男が描かれ、次いで爆発炎上したアパートに残された男の死体。暫くしてマルメの港で見つかった腐乱死体。当然同地のモンソンも活躍。5作目になっての勢揃い作品2025/08/04
むーむーさん
8
モーンソンかっこいい!!「笑う警官」の直後の本だとしたら、ほんとモーンソンかっこいい!!ラーソンもかっこいい!!人を助ける場面最高!!2015/06/26
ツカモトカネユキ
7
1969年初版。1973年訳発刊。警察小説の名作シリーズ第五弾。ある男の謎めいた自殺からスタート。続いて張込み中アパートの大炎上と続きます。何の関係ない事件を終盤につなぐ展開は相変わらず見事です。マルティン・ベックは脇に控えて、大活躍は、ラーソンやモーンソンなどの周りの捜査官。事件や捜査官も前作からのつながりや、物語に潤いを与えてくれるお惚けコンビ、新たな若手捜査官、ベックの家庭状況など新陳代謝しながら進むさまも楽しみでもあります。少し驚きの終わり方をしますが、これも次への布石を打つ感じで心憎い演出です。2021/06/11
いちた
5
全10作のシリーズ、半分まで来ました。今回はラーソンが活躍ですね!ステンストルムが欠けた穴はスカッケが埋めてます。やる気がある若造も一人くらいいないとバランス悪いですからね。通りの呼び名とか土地勘があればもっと楽しめるんだろうなと思うと少し残念。今まで身近な犯罪が扱われてましたが、今回はちょっと違う感じですね。警察小説として、ミステリーとして、やっぱり面白いです。2013/06/28