出版社内容情報
競輪、競馬、麻雀…無類作家が日々追いかける一瞬の恍惚、人々とのふれあい。やさしくユーモアにあふれたギャンブルエッセイ第3弾。
内容説明
正月の打ち初めから、大晦日まで、仕事をしていてもいつも気はそぞろ、「苦あれば大苦あり」という格言を胸に、全国のギャンブル場へ向かう。ギャンブルこそが、子供にはわからない、大人だけしか経験できない楽しみなのではないか。時に、ユーモアを交え、酔いどれの姿をさらしながら、“ぐうたら作家”は今日も行く。火のごとく熱くなって遊ぶ―。この日々が、苦みのある自らの旬の季節であったと回想する著者の、すさまじくもうらやましい一年を書いたギャンブル・エッセイ集。
目次
謹賀新年、金がナイネン
ぐうたら作家の打ち初め
また逢って、ビックリ
あした天気になあれ
賭けの程度
偉大なチャーマー君
雪は降る、仕事は終らず
現金が切れて大穴
リレハンメルで首をかしげた
春は吉岡の花満開〔ほか〕