内容説明
雀荘に入りびたり、朝になると競輪場へ出かけ、日が暮れる頃酒場に入って、そのまま道ばたで倒れこむ…日ごと“遊び”を追いかけ、日本全国をひとっとび。ギャンブルの熱狂、そこでふれあう人の喜怒哀楽、一瞬の真実。なんともグータラで、限りなくやさしく、微笑ましい。男の魅力がつまった痛快エッセイ。
目次
遊べや何もない雀(年を越えて行こうよ;旅打ちは辛い;またまた反省;泣きの表・裏;透明人間;土俵は丸い;銀座の男たち;鮨屋の若衆 ほか)
私を遊びに連れてって
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ウルラニ
12
伊集院さんのギャンブルエッセイ集。競馬、競輪、麻雀…こんな無頼になれないからこそ、本の中で味わう旅打ちの世界。羨ましいです。。★★☆☆☆2016/02/27
ランラン
7
競輪・競馬・麻雀と著者にかかるとギャンブルがたとえ損をしても楽しく見えてくるから不思議だ。それは人とつながっているからこそだと思う。2022/01/17
taka
4
ただただ、ギャンブル。2018/01/07
nonpono
1
「アサヒ芸能」連載のギャンブルエッセイ集。同時期に連載していた「週刊文春」のエッセイに比べたら、ちょっとくだけた印象。「酒に賢いも阿呆も馬鹿もない。酒は酔っているうちがいい。」、「酒を浴びるほど飲むと、時々自分が誰か忘れることもある。」など、酒について、「わたしの貧困はすべて女から生じているのだから...」など女の話、「文学を志す人は、まず一般公募の新人賞に応募することをすすめる。」など、文学の話などなど、疲れた心にひたひた沁みるエッセイ集。2023/04/07