角川ホラー文庫<br> 人形の墓 - 美内すずえ作品集

角川ホラー文庫
人形の墓 - 美内すずえ作品集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 421p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041924020
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鷺@みんさー

45
前につぶやいたんだけど、ヒロインたちの服がとってもレトロ可愛い。70年代少女漫画ファッションいいなー。ぬりえとかしたくなるわぁ。表題作はこの時代、「小公女セーラ」とかにみんな憧れたんだなーって思う作品。秀逸なのはやっぱり「黒百合の系図」だね。因縁からむおどろおどろしい、ガチホラーに少女漫画らしい恋や70年代ナンセンスギャグも入ってる。読み応えたっぷり。「泥棒シンデレラ」も典型的なストーリーなのに面白く読めるのは作者の力量かと。「孔雀色のカナリア」はホラーというよりサスペンスで、ラストのコマも大好きな一品。2017/12/16

更紗蝦

27
『黒百合の系図』(初出は1977年の「ララ」)、『泥棒シンデレラ』(1975年の「花とゆめ」)、『人形の家』(1973年の「週刊マーガレット」)、『孔雀色のカナリア』(1973~1974年の「セブンティーン」)が収録されています。ジャンルとしては、『黒百合の系図』は伝奇系、『泥棒シンデレラ』は「世にも奇妙な物語」系、『人形の家』はゴシック系、『孔雀色のカナリア』はサスペンス系です。『黒百合の系図』に登場する蛇(82~83ページ)は、もしかしたら魔夜峰央先生による作画でしょうか?2022/04/02

陽子

25
ストーリーテラー、美内すずえのホラーは時を経て読んでも褪せる事なく読者を惹きつける。この本は一冊の中に美内ホラーのイチオシ作品が収録されているおすすめ本。「黒百合の系図」「泥棒シンデレラ」「人形の墓」「孔雀色のカナリア」。ゾクっと怖いだけでなくスリリング。小説を読み終えた後のように、読後にヒューマニズムが心に残る。2022/02/05

リッツ

23
【日本の夏はやっぱり怪談】真夏の大掃除で発見して再読。うろ覚えだったので嬉しい。しかしこの方の残酷な描写が少女漫画とは思えない容赦なさ。リアル追求?可愛い表情からの落差が怖い!2024/07/24

いさらこ

12
『黒百合の系図』『泥棒シンデレラ』『人形の墓』『孔雀色のカナリア』この文庫化は多分初だけど、話は全て既読。鬼姫と人形は怖いし、孔雀は追い詰められるサスペンス。表現は古いけど、リメイクしたらネタとしては、今でもいけそうだと思います。2014/10/12

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