内容説明
「それで―誰が夏子姉さんを殺すの」―中華料理店の一室で張り込み中の片山刑事の耳に飛び込んできた、聞き捨てならない言葉。隣の個室では笠倉家の姉妹三人とその夫たちが食事中だった。ただの冗談だろうと気にとめなかった片山だが、数日後、海に落ちた車の中から笠倉夏子の死体が発見された。裕福で恵まれているはずの笠倉家で、一体何があったのか。ホームズ、片山、晴美、石津、お馴染みの登場人物が勢揃い。超人気シリーズ第18弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オーウェン
54
夏子姉さんを誰が殺すのという問いを、たまたま聞いた片山。 その後4姉妹の家族と知り合う片山一行だが、夏子がほんとに殺されるという事態に。 相変わらず片山はモテまくる。 女優に旦那と離婚が決まっている主婦にまで迫られる。 一方晴美の方も薬を盛られピンチになったり、殺人犯になったかもと戸惑ったり。 犯人は意外だったが、悲しい結末の割に、案外爽やかなラストもこのシリーズらしい。2023/11/22
読書好き・本屋好き堂
8
シリーズ第18弾。 春子・夏子・秋代・冬美の姉妹達、笠倉家の事件にまたもや、おなじみのメンバーが、巻き込まれる😅 驚きの結末が待っていた! 皆、仕事をしているのか、遊んでいるのか分からなくなってきた(笑) 相変わらず、面白いです😆2023/09/12
ボトム
8
三毛猫ホームズシリーズを読んできてコミカルな雰囲気が魅力だと感じているが、今作はそう思っていてもご都合主義が強すぎるのではないかと思った。2020/09/11
kaizen@名古屋de朝活読書会
7
春、夏、秋、冬という文字が付いた4姉妹の物語。 関係者がつぎつぎに亡くなっていく。 結末は、必ずしもハッピーエンドではない。なぜ、片山刑事がヨーロッパへ行かなかったかも理解できない。過去の殺人事件の清算もどうするのかも分からない。未解決の事項がやや多すぎるような感じもする。一般に、推理小説というと、何か重苦しい感じがする。三毛猫ホームズシリーズは、軽妙なところがよい。人が何人亡くなっても、かならずしも重苦しいところがない。2011/05/11
くらげ@
7
(☆☆☆☆)四季の名の通り四姉妹が登場する長編作品。夏子のことぼんやりと覚えてた・・。でも犯人が誰だかは記憶になくてかなり気になりながら読んでいた。片山はあんなにもてるのになぜもてないと思っているのかが不思議。2011/04/22
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