バベルの犬

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784047914865
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

突然、妻を亡くしたポール。警察は事故死と断定したが、納得できない彼は、唯一の目撃者である愛犬のローレライに言葉を教え、死の真相を聞き出そうと考える。ローレライへの言語レッスンが始まった。それは、誰よりも愛した妻との日々を、もう一度なぞる旅の始まりでもあった。

著者等紹介

パークハースト,キャロリン[パークハースト,キャロリン][Parkhurst,Carolyn]
ウェスリアン大学卒業後、アメリカン大学創作文芸科で修士号を取得。雑誌や新聞に短編を寄稿し才能を認められ、本作が長編デビュー作となる。ワシントンD.C.に夫と子供と共に暮らす

小川高義[オガワタカヨシ]
1956年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。横浜市立大学国際文化学部助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kimi

2
突然、妻に死なれた夫が、唯一その場を目撃していただろう愛犬に言葉を教えて、 妻の死の真相を知ろうとするミステリー。 ミステリーと言われればミステリーなんだろうけど・・・それは期待して読まない方がいいと思う。 犬の可愛さに点数甘めで★★☆☆☆2013/07/18

Lole

1
あぁ、気持ちが浮き立って気分が悪い。心の壊れた妻が理由不明の自殺をしたことで、精神を侵されてしまう男の物語りだ。正常なのは、夫婦を結び付ける存在の雌犬だけ。 そのローレライも狂気の人間に傷つけられ、声を失ってしまう。 ローデシアン リッジバックは、アフリカ原産の大型犬で、背中に一筋のはっきりした逆毛(リッジ)を持つ。 穏やかで、愛に満ちたローレライの背中の逆毛のように人生を逆走する主人公。 ローレライの犠牲ののちに彼はやがて、妻の全てを受け入れて正気を取り戻すのだった。2019/09/20

Puppy

1
木から落ちて亡くなったレクシー。妻の死の真相を知るために、夫ポールは唯一の目撃者である飼い犬のローレライに言葉を教え、聞き出そうとする。メインのストーリーはこれだけど、半分以上は妻が生きていた頃の話です。何度読んでも感動する(T_T)妻が何故死んでしまったのか、ローレライは話してくれるのか?ドキドキしながら読んでます♪2013/08/27

.fa

1
「ミステリーというよりラブストーリー」という後書きに納得。ストーリー自体より主人公の亡くなった妻の複雑な感情がおもしろい。2010/07/04

yugichan

1
犬に言葉を話すように訓練するって今までにない展開でした。2009/01/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/95125
  • ご注意事項

最近チェックした商品