内容説明
二十五歳―幼馴染み―。主婦の葵とフリーのライターの祥子。性格も容姿も、まったく対照な二人。今の生活に不満を持ち、祥子に対して嫉妬に近い感情を抱いている葵は、祥子の部屋でマオという六歳年下の青年と出逢う。そして、葵は、祥子のもとに居候しているという、この不思義な青年に興味を抱き、やがて惹かれていくが…。彼女と彼と彼女―。不透明な愛の三角関係を純粋に綴った恋物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
18
幼馴染の幸せは苦い薬のようで顔をしかめてしまう。幼馴染の不幸はあま~いカクテルのような味。どうしてこうも自分の不幸せを嘆くのだろう。幸せは人に与えてもらうものとは違う。自分で探すもの・・・。長いトンネルにもいつかは出口があるはず。堀田さんの作品はリアルでほんとにそこに登場人物たちが暮らしているような気にさせられる。どこかの小さなアパートを探したら祥子とマオのとっても自然な無理の無い笑顔が顔を出しそうな気さえする。2011/02/15
のりじゃん
1
ブックオフで買ったまんま何年も放置してた積読本。「嫉妬」や「妬み」は、全てにおいて、いい結果にはならない。2022/09/12
tomaton44
0
女同士のバトル。現状に満足できなくて何か変化を待っている凛と現状に満足している?祥子。その二人が一人の男性をめぐって三角関係。飄々としてつかみどころのないマオ。それぞれに、なんて言うか、個性がない・・・。どこかで見たことがある人の集まり。だけど、なんか面白くて一気に読んでしまった。祥子とマオは、なんか、このままうまくはいかない気がするし、凛はいろいろエステや服とかで着飾って今とは別の女性になる気がする。その後の話も読んでみたい。2017/11/11
ユカリン
0
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