内容説明
ネムコが、憧れのサカモトくんから借りた“つまらない本”を読んでいると訪ねてきた一人の少年。彼のあとを追って、ネムコは真夜中の公園へ入っていくが、少年はジャングルジムの上で、突然消えてしまう。しかし、それが、ネムコの大冒険の始まりだった…。谷山浩子が綴る、ファンタジーメルヘン登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
51
夢の中の夢の中のさらに夢の中の……。そこから帰るには、どうしたらいいんだろう。その決め手も納得のいくものだし、そう簡単には成功しないという点も、安易に逃げないでよく考えられている物語。ネムコの前に次から次へと現れる試練には、すごくオリジナリティがあると感じたし、そのため「どこかで読んだような」感触もなく、新鮮な読み心地を味わうことができた。2019/07/01
Norico
14
好きな人から借りた面白くない本を読んでたネムコさんが迷い込む不思議な夢の世界。パジャマから飛び出してくる猫がかわいい。アリスの不思議の国みたいな感じで、ほわほわと読みました。2020/11/03
カニック
8
とってもファンタジックなお話。自分もネムコと一緒に夢の中を旅した気持ちになれました。アルバムの方も通しで聴いてみます!2016/04/29
Etsuko Kondo
3
中学校のときに読んで 好きだったなぁ〜 また読みたいけど、実家にあるかな? CDの歌も良かったです!
しろねり
3
まさに夢の中と言わんばかりの奇妙なものたちがたくさんたくさん出てきて、想像力を刺激される。このような奇妙なものをこんなにたくさん考えつく谷山浩子の創造力に感服した。同名のCDアルバムともリンクしていて、聴きながら楽しめる。2009/06/11