角川文庫<br> 対談集 僕はやっぱり山と人が好き

角川文庫
対談集 僕はやっぱり山と人が好き

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  • サイズ 文庫判/ページ数 279p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041813041
  • NDC分類 786.1
  • Cコード C0195

内容説明

エベレストから滑降した冒険スキーヤー、冬のチョモランマに挑む登山家、自然とスピリチュアルに一体化した詩人、新宿-松本間を40年往復した車掌さんの山旅、立山の麓で家具をつくる男―。それぞれの仕事の中で生き方としての「山」をきわめた男たちと、森の空気を糧にするイラストレーター沢野ひとしが、大きな冒険から小さな花の風景まで、とことん語り明かした山の一冊。

目次

フリー・クライミングが新しい山登りを拓いた(戸田直樹)
冬は沢野、夏は椎名。山と海に浸ったあの頃(椎名誠)
山と死者と文学を語る(遠藤甲太)
いつまでも使える山の道具を持ちたい(越谷英雄)
山の絵と文と、そして山スキー(熊谷榧)
冬のチョモランマ、僕は核心部を越えた(大蔵喜福)
山の小さい風景に会いたい(新妻喜永)
地球を滑る。燃えつきることのない冒険精神(三浦雄一郎)
立山山麓で家具作りに生きる(柿谷誠)
中央線、車窓の山旅40年(山村正光)〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

23
椎名誠の本を読むと、「あの絵」を描いている沢野氏の本を読んでみたくなる。「怪しい探検隊」の椎名氏の豪快な書きぶりとはまったく違って、対談集とはいえ沢野氏のやさしい持ち味がよく出ていると思う。山への純粋、熱烈な思いというよりは、遊びだけれど、山に対するあこがれを持ち続けている人なんだと、つくづく感じ入る。それこそ三浦雄一郎のような超有名な人から、私のような山のファンではない者には、名前すら初めて聞く人まで、しかしそれぞれに山への思いが等しく感じられて、山が好きになってしまう、そんな本だ。2014/10/31

里山輪太郎

4
20年ぶりに再読。バリバリのクライマーとの対談はちょっと敷居がたかいかな?山村さん、田淵さんの対談は良かった!23:55新宿発松本行良く乗ったもんだ!2017/11/07

yamakujira

0
沢野ひとしが、本田勝一、椎名誠、熊谷榧、山村正光など、18人とそれぞれ対談する。雑誌の記事ならともかく、1冊の本としては、対談の内容が物足りないな。 (★★☆☆☆)

Shoichi Kambe

0
対談集 沢野:「道具に頼りすぎると、自然への予知能力がなくなると言われていますよね。春山で毎年のようにナダレでよくやられるのは、予知能力が薄れてしまっているのだと。」 沢野:本多さんと言えば「山を考える」という本が強烈に印象に残っているんですが、あの中で、山男とか、遭難とか、ヒマラヤとか、いろいろと論じられていて、たいへん勉強になったと思っています。 本多勝一:日本人は万葉集いらい自然を讃え、自然と親しんできた、といいますけれど、……自然を守ってきたというよりも、消費してきたのではないかという気がします。2021/05/21

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