内容説明
作家・泥江龍彦の義母の死から始まったお家騒動。借地契約問題やら、さまざまな後始末、トラブルやらで、心労、疲労が重なりながらも泥江夫妻は、くじけず家を立て直したのだった。新築の家が完成するまでに、いかなる道程をたどったか清水義範風に綴った奮戦記。楽しく読めて、なおかつ家を建てるプロセスがわかる長編小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
YKSM
1
大分昔読んだことがある本を再読。家の設計以外にも細かい作業(ローンの手続き、借地権の更新など)が描かれておりリアリティがある(半分エッセイなので当然といえば当然だが)。自分にとっては家を建てるのが非常に面倒なことが多くて二の足を踏むかな。。2017/12/29
bunca
1
亡くなった義母の借地に家を建てる。小説の体裁をとっていますがほぼドキュメンタリーじゃないかと思われます。葬式をして、大家さんとの契約問題、そして家の新築工事、一つの事項だけでも大変だろうにまとめて処理していくパワーがすごいと思いました。 2012/03/07
minute-scales
1
個人的にこの人の本は微妙に相性がわるいんだけどこれは面白かった。少し前の本なので現在の状況とは多少違うかもしれないけど家一軒たてるのは本当に大変なことなんだなと今更ながらに感じた。2011/10/26
つむじ
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まんま「いかにして借地に家を建て替えたか」が、物語の形で描かれている。興味深かった2011/12/30
アルゴン
1
★★★★ この人が素人目線でなにかの入門書を書くと本当に参考になります。どうでもいいくらいに細かいところにスポットを当てる人だから。2011/01/28