内容説明
ココ・シャネルから高田賢三―。古今東西、誰もが知っているファッション界の達人。その達人たちの素顔に、文学界の達人が挑んだ。文学界の達人たちの文体で綴る文体模写作品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tadashi_N
25
文体模倣と多少の誇張がある伝記。引き出しの多さに驚き。2021/10/03
gonta19
12
新規購入ではなく、積読状態だったもの。 2012/4/4一日で読了。 15年ものの積読本。ビートルズの歴史のパロディ「伝説の展開図ー偽ビートルズ伝」、ファッション界の九人の偉人達を九人の有名作家の文体を真似て綴る「世界衣裳盛衰史」。後者は清水さんの真骨頂だが、ココ・シャネルの夏目漱石、アルマーニの椎名誠しか分からなかった。2012/04/04
かしまさ
6
清水先生のパスティーシュ芸がてんこ盛りの本。ファッション界に名を残した人をパスティーシュで紹介してるのは分かったけど元ネタがいまいち分からん。ビートルズは一時期ものすごくハマってたので非常に楽しく読めました。そして奇しくも今日はジョージハリスンの誕生日。2020/02/25
ゆっきーこ
2
ビートルズやファッションデザイナーにあまり詳しくなくても楽しめるし、どこまで本当のことなのか調べたくなりました。日本文学に詳しい人ならより楽しめるんだろうなあ。2011/02/14
Noelle
0
表題作、ファッションが好きで文豪作品が好きだと、より文句なしに楽しめるんだろうな〜、清水さんのパスティーシュ。(^_^;) 「金色夜叉」「三四郎」「 吉里吉里人」椎名誠 までしか解読できず(~_~;) パスティーシュの面白噺のみならずちゃんとファション史がおさらいできるなんて、一粒で2度美味しい!! う~ん、改めて清水さんの手腕 恐るべし。2014/03/29