角川文庫<br> ゴーストライター

角川文庫
ゴーストライター

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  • サイズ 文庫判/ページ数 413p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784041789063
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

大門信作はゴーストライター。アイドル歌手や俳優が書いたいわゆる「タレント本」を実際に執筆するのが仕事である。文字通り“陰の存在”に徹してきた大門の大いなる不運の始まりは、17歳の新人歌手・朝葉茉美のエッセイ集では何故か自分が表に出ようとしたことだった。茉美は何者かに殺され、あげくの果てに、彼は容疑者にされてしまう。さらに、苛酷な取調べを受けて帰宅した大門は、妻の敦子にわずか1週間の期限で身の潔白を証明することを約束させられる。茉美が残した謎の言葉を手掛りに大門は真犯人探しに着手するが―。記念すべき傑作長編ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みっぴー

52
第十回横溝正史賞候補作。あの『リング』と共に候補作になった『ゴーストライター』です。タレント本のゴーストライターである主人公・大門。大門が担当した十七歳のアイドルが殺され、大門が犯人としてしょっぴかれてしまう。。。横溝賞らしからぬ、テンポの良さや切れ味のよいセリフが目立つ作品。主人公が情けないオッサンというのも良かった。しかし殺人の動機には、首を捻らざるをえない。解決までのタイムリミットも不発気味。取り調べの際に受けた精神的苦痛も、もっとストーリーに組み込んで欲しかった。ちなみにこの年は、受賞作無し。2017/11/16

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