角川文庫
バイトの達人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 236p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041762172
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

貧乏+若さ=アルバイト。この方程式は今も昔も大して変わらない。レストランで皿洗いしながら友達とおしゃべりし、美術館の下働きでお局様に頭を悩ませ、健康食品売場で試食魔をうらやみ、ベルトコンベアに急かされつつ工場制手工業にいそしむ。お金も経験もなかったからこそ、若さと体力でがむしゃらに働いた…。今をときめく人気作家達のアルバイト・アンソロジー。

目次

一九七三年のストライキ(関川夏央)
青い夜(吉本ばなな)
ネクタイの向こう側(沢木耕太郎)
夕刊とたこ焼き(宮本輝)
近くて遠い銀座(原田宗典)
健康食品三昧(さくらももこ)
六本木で夜だった(椎名誠)
古本屋の店主(立松和平)
ガラスの靴(安岡章太郎)
十七歳のケーキ工場(四方田犬彦)
ジョン・レノンのこと(村上龍)
午後の最後の芝生(村上春樹)
乞食時代(吉田健一)
ぼくは肉体労働をする(島田雅彦)
東京の空の下で(五木寛之)
「グウタラアルバイト」のお話(遠藤周作)
寅さん映画と庶民コンプレックス(中野翠)
カミナリは知っている(群ようこ)
十八歳のまんじゅう売り(高橋章子)
誠実亭(武田百合子)

著者等紹介

原田宗典[ハラダムネノリ]
1959年、東京生まれ。早稲田大学文学部演劇科卒。84年「おまえと暮らせない」で第八回すばる文学賞入選後作家としてデビュー。小説以外にも数多くのエッセイを発表し好評を博している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

★グラスハート★

74
2.0 20人の作家の若かりし頃のバイト経験が描かれている。 全体的に小説っぽくて、嘘っぽくも感じる。エッセイ風だったら、楽しめたかも?小説とエッセイの間みたいな文章で、中途半端に感じる作品が多いかな。2018/04/30

コジターレ

1
読メ登録前に読了。

きぬこしぷりん

1
作家さん達のアルバイト話。さくらももこの『健康食品三昧』ではちびまるこちゃんが大きくなってアルバイトしているように感じた(笑)宮本輝さんの『夕刊とたこ焼き』では、日雇い労務者で酒乱の父とめったに帰って来ない母を持つ小学5年の男の子と一緒に夕刊を配ることになった少年に「ぎょうさん儲けて、お父ちゃんにもおごってや」と賛成した父親が、実はずっと最初から最後まで見守ってくれた話に感動した。2015/06/12

はじひろん

1
いろんな人のバイト経験が書いてあり、 アルバイトの本当の意義というのは、金を稼ぐことではなく、若い時期にアルバイト先の印象深い人とたくさん出会うことにあるかもしれない。 そして そう言う人達を十年二十年後に、ふとその人物のことを思いだし 『今頃どうしてるだろう』と感慨深く物思いに耽ったりする。ってのが 本当にそうだなぁと今までバイト先の事を思いだし懐かしい気持ちになった2013/05/09

bunca

1
アルバイト、それにまつわる青春の話。なんだか懐かしい気分になりました。2012/05/14

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