内容説明
東條英機から小泉純一郎まで、戦中・戦後の歴代首相の国会での演説や答弁を徹底調査。『~あります』の東條英機、『~いたしました』の田中角栄、『考えます』の竹下登、『~です』の小泉純一郎など、それぞれの話し方の特徴や時代による変化をデータをもとに鮮やかに分析し、政治とことばの関係にあらたな光を当てる。
目次
第1章 ことばの力と政治(ことばの宿命;二つの機能―相手を動かす ほか)
第2章 歴代首相の所信表明演説(どれくらい長いのか?;「~こと」って何? ほか)
第3章 歴代首相の国会答弁(一文の短さのトップは?;「~こと」の使用率トップは東條英機 ほか)
第4章 東條、田中、そして小泉(東條英機―力のステージ;田中角栄―力の差にもとづいた連帯のステージ ほか)
第5章 ことばのダイナミズム(政治家の話し方は、変わってきている;控えめは逆効果 ほか)
著者等紹介
東照二[アズマショウジ]
1956年、石川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、テキサス大学オースチン校で言語学博士号を取得。ユタ大学言語文学部教授。立命館大学客員教授。専門は社会言語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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