内容説明
結婚式にでかければ、新婦の姿と愛娘がダブって見えて“ムムム…お父さんはゆるしませーん。あんなに可愛かったのに。そりゃないぜセニョリータ”と、訳のわからない感情に右往左往し、たまの休みに家族そろって八ケ岳に遊びに行けば、自分の持っていた三千円とカミサンから奪い取った二千円の計五千円を手付けにして、総額二千百万円の別荘を衝動買いしてしまうナイスな男ハラダ君。そのハラダ君が、人生における三大不思議恥ずかしである家族・恋愛・青春について語ったヘンテコリンの集大成。
目次
家族それはヘンテコなもの(娘の結婚相手;夫婦喧嘩の顛末;週末の家の顛末;皇太子御成婚の話題;さようなら、まあちゃん ほか)
恋愛それはヘンテコなもの(ままならぬ出会い;身勝手な接近;想像過多のデート;激烈な接触願望;面倒な合体 ほか)
青春それはヘンテコなもの(自意識過剰との闘い;勉強って何だ?;妄想との闘い;方言との闘い;不良への憧れ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shinji
65
原田宗典さん、別のタイトルが読みたかったのですが、表紙に惹かれてこちらのエッセイから入ってみました。 で、結果面白かったです!一線は守ってますが、ダメなオトナじゃないですか!まあ私も人のことは言えませんが…… オトナになってから物事を捉える見方が変わるところとか若い頃のカッコのつけ方やカッコつけの嫌がり方が共感できました!妄想をよくする人って優しいんだと思う。原田宗典さん、とても人に優しいんだと思います。小説もより読みたくなりました!で「くまさんだっこ人形」持ってたのがマハさんなんですね♪2015/08/23
とも
17
今年に入って早2冊目の原田宗典。 あっさり、さっくり、お手軽にフフン?と読めて、且つ面白いのが原田さん。 いやぁ、今回も期待を裏切らない一冊でしたよ。 「さようなら、まあちゃん」は読んで迂闊にも泣いてしもた。動物モノには弱いんだ。2019/01/31
りんりんきりん
8
原田さんご自身の家族 青春 恋愛 に付いて語ったエッセイ。 特に父親への思い、憧れが原田少年行動の根底にあった、と言うことや、母の愛情がどんな時も原田さんの支えになっていると言うところがいいな〜 と思う。時代が移り変わっても人に愛されて育つということの大切さを感じた。原田さんの優しい人柄の原点なのだと思う。2014/09/14
スノーシェルター
7
原田さんの家族に笑い、嫉妬しつつ読む。私にはないもの。でも原田さんの考えには共感。「世界一愛されている」ことが大切。2012/04/19
若作りのオバちゃん
4
ちょっとちょっと、なにこの大ボケこボケなコメディーエッセイは。最高〜ッ♪2014/09/27