内容説明
社内不倫の果てに駆け落ちした人妻の若山なぎさが蒸発した。不倫相手の塩川良一は彼女の夫にやむなく連絡。二人がなぎさを捜し始めた頃、東京の狛江市近郊では、若い独り暮らしの女性を狙った連続レイプ事件が発生し、被害者の女性が行方不明となる事件がおきた。そして―、なぎさとレイプ魔には意外な関係が…。やがてAV監督に疑惑がむけられた時、レイプ犯の死体が発見された。社会派本格推理の傑作登場。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年熊谷市生。青山学院大卒。十年に及ぶホテルマン生活を経て作家となる。江戸川乱歩賞・日本推理作家協会賞・角川小説賞を受賞。推理小説の他、歴史小説・ドキュメントにも作風を広げている。2004年には作家生活四十周年をむかえ、日本ミステリー文学大賞を受賞した
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