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角川文庫
泥鰌と粋筋

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  • サイズ 文庫判/ページ数 217p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041706077
  • NDC分類 911.304
  • Cコード C0195

内容説明

蕗の薹、アサリ、キノコ、ウナギ…豊かな自然がもたらす山海の幸と、その味わいが生んだ秀句の数々―。四季折々の「本物の味」と、日本文化の奥深さに触れながら、不必要な自然破壊に憤り、人工栽培や養殖の蔓延を嘆き、食べ物本来の味を殺しつつある人間の驕りに辛辣な問いを投げかける。古今東西の本物の味をめぐる芳醇なエッセイ。

目次

蕗の薹と酒の味
ムール貝とアサリ
庶民の贅沢
カジキはサワラ
マンボウとウナギ
エル・ニーニョとイゴッソー
生真面目と千円
キノコの王国
魔性の野菜
コノワタへの侮辱
カキとオイスター
薄口でハマチを食う害
いささについていささか
生きてても非鯛
舌のタコ
泥鰌と粋筋
イモイモしい
万感こもる味
渾然として
冬が来る度に
まとめとしての日本の味

著者等紹介

高橋治[タカハシオサム]
1929年、千葉県に生まれる。東京大学文学部卒業。松竹の映画監督を経て、戯曲、ノンフィクション、小説を発表。1984年、『秘伝』で第九〇回直木賞受賞。著書は『名もなき道を』(第一回柴田錬三郎賞受賞)『星の衣』(第三〇回吉川英治文学賞受賞)ほか多数
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