角川文庫<br> 眠らない少女―高橋克彦自薦短編集

電子版価格
¥682
  • 電子版あり

角川文庫
眠らない少女―高橋克彦自薦短編集

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 457p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041704172
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

深夜2時を過ぎても眠ろうとしない5歳の娘に手を焼き、妻が口にした一言。この一語によって、夫は、かつて耳にした世にも恐ろしい物語「人喰いあまんじゃく」を思い出すのだが…(表題作「眠らない少女」)。ホラー、ミステリー、タイムトラベル、幻想、掌編小説…。「いつかは果たしたい夢」だったと語る著者自薦による初期短編集。いずれも名品佳品の、高橋文学の精髄を示す宝玉10編!全編自作解題付き。

著者等紹介

高橋克彦[タカハシカツヒコ]
1947年岩手県盛岡市生まれ。美術館勤務を経て、83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞を受賞、デビュー。その後、『総門谷』で吉川英治文学新人賞、『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、『緋い記憶』で直木賞、『火怨』で吉川英治文学賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょん

20
高橋克彦さん自薦短編集。何故か何回も何回も1話目読んで続きを読まなかった一冊。いざ読み進めてみたら、作者の故郷(?)の東北が舞台の話が多くて一気に引き込まれました。東北、まだ行ったことのない場所が多いので行ってみたい。そしてシリーズものが1話混ざっており…これもぜひ読んでみたい!いい出会いのある本でした✨2023/03/20

なぎ

11
民話や、伝記から作られた作品が多く見られました。浮世絵ものからホラー、怪奇小説、幅広いジャンルが掲載。著者の小説に向ける愛がつまった作品集だとおもいます。気味の悪い後味が残るものも多いですが、作品の世界観がそれぞれはっきりしているので、全体的にはスッキリした印象でした。著者の入門書でもあるし、愛蔵版のような気もします。ジャパニーズホラーが大好きですが、やっぱり日本の昔の話は冷たくじっとりとしていて、いいですね笑2017/03/25

ふみふむ

5
高橋氏のエキスが詰まっている。「ねじれた記憶」が恐ろしく切ない。「卒業写真」の曖昧な記憶の不思議さ、「紙の蜻蛉」のサプライズ、もよかった。2012/05/27

小心

5
遠野物語つながりで読んだ短篇集。作品ごと、冒頭に作者による解説が寄せられているけれど、ネタバレになるので途中から解説は読むのをやめた。予備知識無しで読んだほうが面白いものね。どれも引きこまれたけれど、特に私は「紙の蜻蛉」が面白かった。「星の塔」もロマンチックでいいわね。2012/03/24

しんちゃん

5
やはり、高橋克彦のホラーは怖かった。背筋がぞぞぞっとするのだ。それ以外のジャンルもすごく上手い。懐かしいシリーズの短編もある。高橋克彦といえば、多作でジャンルも幅広いことで有名だが、その高橋克彦がぎゅっと詰められた一冊になっている。2008/07/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/487078
  • ご注意事項

最近チェックした商品