内容説明
水木しげる大先生のたっての希望で、ニューギニアの奥地を旅することになった探険隊一行。これまで「文明の果てる地」を好んで訪れてきた著者・アラマタにとっても、今回の旅は決死の大冒険となった。ワニやマラリア蚊と闘いながら、カヌーで密林の中の河を上り続けること数日。ようやく辿り着いた最奥のニューギニアは、呪術や邪霊が跋扈する異世界だった!カラー写真を多数収録し、熱帯の秘密に迫る貴重な1冊。
目次
序 「楽園の地獄に、幸福とワニをもとめて」
第1部 原始の楽園ニューギニアに帰る(旅の仲間が集まる;ニューギニア探険の日程と現地概略「思えば盛り込みすぎの日程でした」)
第2部 探険旅行日録をひもとく(旅程一日目(一月十四日)「期待と不安の出発」編
旅程二日目(一月十五日)「えらいところに来てしまった」編
旅程三日目(一月十六日)「水上の村を訪ね、ワニと踊る―さらに、マサライの恐ろしさを知る」編)
第3部 水木しげる生涯最悪の死闘(旅程四日目(一月十七日)「セピック河上流域へ―仮面芸術の村で、空振りする」編
旅程五日目(一月十八日)「水木大先生、倒れる―マサライとの死闘」編
旅程六日目(一月十九日)「村人と妖怪のフィールドワークを行う」編)
第4部 旅の終幕「水木大先生の回復をお祈りして」(旅程七日目(一月二十日)「楽園回復さる!!ウエワクで息を吹き返す」編
旅程八日目(一月二十一日)「帰国の日の悲劇に衝撃を受ける」編)
著者等紹介
荒俣宏[アラマタヒロシ]
1947年、東京生まれ。慶應義塾大学卒。作家・博物学者。85年に刊行開始された小説『帝都物語』シリーズ(角川文庫)は、500万部を超える大ベストセラーとなる。87年『帝都物語』で第8回日本SF大賞受賞。89年『世界大博物図鑑(第2巻)魚類』でサントリー学芸賞受賞。膨大な知識を駆使して、古代文明からサイバー・カルチャーまで多岐なジャンルにわたる文筆活動を展開し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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