内容説明
5億円のリベート、総理に提示。庭山追放のあと全日航社長に就任した山野は、国航との格差をちぢめ全日航躍進の契機を大型新鋭機の導入に求めようとした。が、日米首脳会談の密約にからみ圧力をかけてくる総理側近、前社長庭山の独断契約の履行を求める商社など、巨費にからみ自社ペースで進まぬ状況にいらだった山野は、導入時期を大幅におくらせる起死回生の策に出た。航空会社の死命を制する新型機導入をめぐる疑惑を舞台に、はじめて描かれる航空経済小説。
-
- 電子書籍
- 誤記・誤用 言葉に気づき倍速記 ~メモ…