内容説明
忽然と姿を消した杏奈。どうやら秋月のエージェントと思しき男に連れ去られたらしい。彼女の隠された素性を知ってもなお、どうしようもなく杏奈に惹かれる龍は、彼女の行方を辿り始める。もう二度と戻るまいと決めた危険な世界に、再び足を踏み出すことを覚悟しながら…。復讐でも正義でもない。ただ女への激しい追走劇が、いま、始まった―。
著者等紹介
大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年、名古屋生まれ。慶応大学法学部中退。79年『感傷の街角』で小説推理新人賞を受賞後デビュー。その後、86年、『深夜曲馬団』で日本冒険小説協会最優秀短編賞を、91年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞、94年『新宿鮫 無間人形』で直木賞、2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞を受賞。ハードボイルド、冒険小説を中心に幅広い分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おしゃべりメガネ
92
上巻を読んだ勢いで、そのまま読むべきなのはわかってはいましたが結局、少し間が空いてしまってからの下巻読了となりました。大沢先生の綴るストレートなハードボイルド作品でしたが、テンポは少しおとなしい感じかと。ラストのお決まりなバタバタ活劇もある意味、作者さんらしい流れでした。何人か登場人物が出てきますが、やはり私が年齢を重ねてしまったせいか、イマイチ感情移入できず。どの人も基本、自分のコトしか考えない、考えれないキャラが大半でしたね。タイトルの'秋'にちなんで、手にとりましたが、あまり秋らしさは伝わらず。2025/10/27
007
19
最後はやっぱりハードボイルド。ドンパチ。なんとなく物哀しい感じで終わったかな。しかし、松原みたいな硬派な男は世の中にそうそういないのでは。命をかけて助けに来てくれるなんて、憧れのシチュエーションだが、その前に命がかかった状況に陥りたくはないな。文章はいつものように読みやすく最後に向け話の展開も早くなり読みやすく面白かった。2015/03/28
タナー
10
都会のしがらみから逃れ、外房の別荘地で静かに暮らす男・松原。そんな彼の前に、ある日突然現れた美しい女・杏奈。彼女に強く惹かれる松原は、それとは知らず次第に深い闇へと追い込まれていく。そんな中、かつての親友・ケインが松原のもとを訪れるのだが....。 読メを始める何年か前に一度読んでいたものだが、楽しめた。ストーリーは複雑ではなく、比較的静かに進んでいくが、何故か心に深く残る作品。大沢氏らしいハードボイルド。2020/05/03
ヱビス
9
愛に溺れて猪突猛進した主人公は、アンダーグランドな連中たちと出会い、交渉や脅迫までする。 結果、何も得られず、唯一の親友と愛した女性を失い、それをノンフィクションの小説にするのだった。という悲しい話。2014/03/13
terukravitz
5
★★★★☆2021/09/13




