内容説明
招かれた者以外、決して生きては戻れぬと言われるメフィスト病院の院長室。地下にもかかわらず青白く月光の降り注ぐこの部屋の金庫から、大胆にも秘密の手帳を盗んだ女がいた。後に、一輪の薔薇を残して…。メフィストはさっそく女の後を追新宿二丁目“犯罪者通り”の「カフェ・ルパン」にあたりをつけるが…。人知を越えた力を有する医師を翻弄する怪盗の正体とは?眉目秀麗のメフィスト、美しさにさらに磨きをかけて、ミステリアスなシリーズ第三弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黒蜜
2
面白かったです。Dやせつらといった菊地キャラの有名どころはみな美形という設定ですが、作者にとっては美しさと強さは比例するんですね(いや、そうじゃないキャラもいっけどさ)。「月」というのも作者が好きなモチーフですな。2016/02/13
オルガ
1
メフィストシリーズでは一番好きな話。メフィストのような超人キャラには下手にバトル展開させるよりこういう話のほうが似合ってるな。お気に入りはラストのせつらとの会話2014/02/01
Chunko
0
相変わらずお美しかった。恐怖と表裏一体の美しさなんて文章では書けるけど、ねえ。1994/03/30