角川文庫<br> 混沌〈下〉新・金融腐蝕列島

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角川文庫
混沌〈下〉新・金融腐蝕列島

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  • サイズ 文庫判/ページ数 510p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041643235
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

東亜・あけぼのの中位行連合に割り込んだ協立銀行は、大手行意識を剥き出しにする。担当役員の格、合併比率、統合方式の変更など、反発を募らせたあけぼの銀行は離脱へと動き、危機感に駆られた竹中は必死の奔走を続ける。紆余曲折を経てJFGグループが発足、4大メガバンクの一角にとどまろうとするが…。上司と部下、同僚、ライバルなど組織の人間関係を克明に描き、日本の経済と銀行の未来を暗示した衝撃の経済小説。

著者等紹介

高杉良[タカスギリョウ]
作家。1939年東京生まれ。専門紙記者・編集長を経て、75年『虚構の城』でデビュー。以後、綿密な取材に裏打ちされた企業・経済小説を次々に発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キムトモ

52
電)すんだもんだの末合併もなんとか着地し新生協銀の為に竹中広報部長大活躍で最年少頭取目指し一直線〜〜と思いきや…ラストのラストせっかち頭取のちっちゃいちっちゃいワガママで「広報部長を辞めちまぇ〜〜」と言われる始末…さぁ〜どうする竹中広報部長⁉︎が感想。(ノ-_-)ノ~┻━┻次はいよいよ最終章〜〜2018/08/08

sayan

15
2018年7月13日に金融庁が「地域銀行モニタリング結果とりまとめ」を発表した。ポイントは、地方銀行の4割本業で3期連続以上の赤字状態。オーバーバンキング状態にあると指摘あり、次なるステップは本書同様生き残りをかけた地銀の再編か。お金余りのなかどう地銀が打開策を見出すのか。中小企業に対しても地銀とベンチャーキャピタルの競合を描いた小説も予感させる。メガバンクとは違うかもしれないが「生き残り」という視点で本書を読むと、登場する人物の心理状態など時代は違えど同じだろうなと、リアリティがあり非常に興味深かった。2018/07/18

shirou

6
色々あったけど、統合。 現実もトラブルがいっぱいありましたね。 仕事が出来る人が多数登場。 保田の生き方には、サムライを感じました。 スパッと辞めて、海外で・・・ 素直に憧れてしまいます。。 この作者は瞬きをたくさんする人に、思うところがあるのでしょうか??2014/01/29

ゴルフが好き

5
今や?銀行ものは、池井戸ワールドが主流なんだが、ちょっと前だと高杉良だったと!(小説の質は違うのだが)小説終盤、正にの竹中(主人公ではなく)平蔵〜の長銀〜ハゲタカ批判!氏の小説は、ジャーナリスト魂を見せてくれる作品が多く、面白い!本作品は、ちょと違うのだが…。銀行への取材はなかなかです。2019/01/13

ティーチピー

5
統合によってついにJFG銀行が誕生。ただしあけぼの銀行は、協立のグリーン化作戦の一端を見て早々に離脱、別案を進めるも。。主人公じゃなくてあけぼの銀行の保田部長を応援しながら読んでました。報われなかったけど最後まで頑張りぬいた姿に共感しました。2013/01/31

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