内容説明
敗亡した一族再興のため武田信玄に仕えた真田幸隆。六文銭を旗印に、信濃経略の野望に燃える信玄の謀将として頭角を表わす。その父の志を継いで、昌幸は戦国の争覇戦に乗り出し、真田家の独立を目指す。類いまれな軍略と奇謀。「不惜身命」の四文字を家訓に戦国乱世を生き抜いてゆく幸隆・昌幸父子を描く、渾身の大型歴史巨篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほうすう
14
タイトルは真田昌幸だが、上巻では父の真田幸隆の活躍がほとんど。海野一族の滅亡から幸隆の奮闘で真田家を復興・幸隆の死・長篠による兄たちの死から昌幸の家督相続までが描かれる。幸隆とその父の戦いはよかったが全体的に展開がスピーディーで武田家中の他の諸将などは詳しく描かれず没個性。あと女性関係に関してはちょっとおじさんに都合の良い感じで描かれすぎではと気になった。ある種昭和におけるなろう系的な・俺つええ系の一種のようにも感じられた2022/08/27
ひかりパパ
4
感想は下巻で。幸村の父ある昌幸に興味があるので読んだ。2016/01/26
TAC
1
☆x4 この上巻は『謀将 真田昌幸』に非ず ズバリ『謀将 真田幸隆』である。海野一族敗亡の危機に直面するところから死去に至るまでの幸隆公でビッシリ 昌幸公の本格的な登場は この巻での終章に当たる僅か数頁のみだ。上下巻という体裁ではなく それぞれを一巻完結物の『謀将 真田幸隆』『謀将 真田昌幸』として発売しても差し障りない。寧ろ何故そうしなかったのかと訝られるほどなのだ。純粋に昌幸公のみに関する作品を求める場合には 入手前の検討が必要かと思われる。2007/01/14
姫稟
0
真田昌幸のお父さんの話、これぞ戦国時代という感じです。2017/10/15
Ryuji
0
★★★★