ケイパビリティ・アプローチとは何か―生活の豊かさを測る

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ケイパビリティ・アプローチとは何か―生活の豊かさを測る

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326154944
  • NDC分類 331
  • Cコード C3010

出版社内容情報

「豊かになる」ってどういうこと? GDPでは決して測れない、「一人一人が何をすることができるか」に光を当てる哲学への招待状。

GDPが高くても、選択や自由が失われてる人々がいれば「豊か」とはいえない。一人一人が「何をすることができるか」が重要だ。このケイパビリティ(潜在能力)アプローチの考え方は今や国連機関でも採用され、福祉の現場でも活用されている。これらの研究をリードした著名な哲学者によるケイパビリティ・アプローチ入門書の決定版!

【原著】Martha C. Nussbaum, Creating Capabilities: The Human Development Approach(Harvard University Press, 2011)

内容説明

GDPが成長しても、選択の自由や尊厳のない社会は「豊か」とはいえない。一人一人が「何をすることができるのか?何になることができるのか?」と問い、基本的なケイパビリテイ(潜在能力)を保障する社会を目指そう。このケイパビリティ・アプローチは、国際機関の開発概念を変革し、福祉の現場で活用されている。アマルティア・セン(ノーベル賞受賞)とともにこの分野を開拓した女性哲学者マーサ・ヌスバウム(京都賞受賞)による、入門書の決定版がついに登場!ヌスバウムの正義論のエッセンスがここに。

目次

第1章 正義を求める女性
第2章 中心的ケイパビリティ
第3章 対抗する理論の必要性
第4章 基本的権原
第5章 文化の多様性
第6章 国家とグローバルな正義
第7章 哲学的な影響
第8章 ケイパビリティと現代の問題
結論

著者等紹介

ヌスバウム,マーサ[ヌスバウム,マーサ] [Nussbaum,Martha C.]
シカゴ大学エルンスト・フロインド法学・倫理学特別功労教授。ハーヴァード大学で博士号(西洋古典文献学)を取得した後、ブラウン大学教授などを経て現在にいたる。この間、本書で展開しているケイパビリティ・アプローチの研究を含め、正義論やフェミニズム、国際開発論、教育論などでも顕著な業績を残し、2016年に京都賞を受賞。ほかにも2012年にアストゥリアス皇太子賞、2018年にバーグルエン賞などを受賞している

栗林寛幸[クリバヤシヒロユキ]
東京大学特任研究員。東京大学教養学部を卒業(国際関係論)。ケンブリッジ大学大学院修士課程を修了(経済学)

池本幸生[イケモトユキオ]
東京大学名誉教授。京都大学経済学部を卒業後、アジア経済研究所に入所。その後、京都大学東南アジア研究センター助教授、東京大学東洋文化研究所教授などを歴任。京都大学より博士(経済学)を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Go Extreme

2
貧困や不平等に苦しむ人々の状況 インドの女性が直面する困難 男女間の不平等 現実の生活や自由に着目 生活の多様な側面を考慮する必要性 多岐にわたる倫理的・政治的課題 多くの要素から構成される人間の能力や機会 達成すべき現実的な目標 思考、想像力、感情 自由な選択重視 自由や主体性の価値 正義の問題としての主体性 脆弱性への深い理解 規制緩和と教育の無償提供 選択の自由と多様な包括的教義 障害者のケイパビリティと社会的支援 人口抑制と教育やエンパワーメント 中心的な生活の脆弱性の保護 解釈の文脈主義の重要性2025/05/06

ほなみ

2
先日アマルティアセンを読んだのもあり、購入 正直難しくてよくわからなかったところありつつ、ケイパビリティアプローチとはあくまで正義を確立する手段でしかないって感じなのかな。「ケイパビリティ」の定義や、何の「ケイパビリティ」を持たせるのかということが重要であり、そこの証明に紙面割いていた印象 何を大切にすべきかは、本人でも分からないというインドの女性の例とか心が痛い。 その人の可能性は社会に規定されるのはその通りだし、まずはいかに可能性を広げられる社会であるかが、議論のスタートなのかもなぁと思った2025/04/04

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