内容説明
“ブラディ・ドール”、癒されぬ傷を持った男たちの酒場。そこには幾多の闘い、死があった。死んでいった男たちに墓標はない。だが私の心に、彼らの猛き魂は永久に生き続ける。友よ、同じ荒野を生きたけものよ、私はおまえを忘れない。そして今こそ、おまえの碑銘を刻もう―。不朽のハード・ボイルドシリーズ、“ブラディ・ドール”。己の掟に生き、心引き裂く闘いにあえて挑んだ者たちの物語が、今ここに集約される。著者が語るシリーズ誕生秘話から、荒野を駆けた男たちの軌跡、そして作中を彩った登場アイテムまで、すべてのエッセンスを分析し収録した熱き魂の聖典。
目次
1 言葉―北方謙三ロングインタビュー
2 歴史―北方謙三を囲む人々
3 物語―死に逝く男たちが、街に記す足跡
4 抜粋―彼らについての、いくつかの記憶
5 愛着―北方謙三を構成するものたち
6 世界―場面を彩る、さまざまなものたち
7 愛車―車が語る物語
8 趣味―ある作家の休日
9 記録―事件、そして軌跡
10 未来―「約束の街」創作ノートから
11 人々―プロフィール&メッセージ
著者等紹介
北方謙三[キタカタケンゾウ]
1947年佐賀県唐津市生まれ。中大法学部卒。81年『弔鐘はるかなり』でデビュー。83年『眠りなき夜』で吉川英治文学賞、日本冒険小説協会大賞を受賞
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感想・レビュー
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Nobuko
2
ブックオフで見つけてつい買ってしまった・・約束の街シリーズも読みたくなりました2016/10/01
ツカモトカネユキ
1
表題のとおり、ブラディドールの解説本です。本作出版よりあとに約束の街が続いていますので中途半端になっています。主人公の川中を含むブラディドールからの面々は、約束の街の中でも変化していっています。内容には、約束の街には触れずに、ブラディドールだけに絞ってほしかった。ブラディシリーズを読んだ直後に読むとよいかもしれませんが、発行済みの約束の街を読んだあとでは、あまりよろしくありません。とりあえず一区切りとなる、一冊です。2019/02/27
アマ
0
パンツを裏返しに穿いてた所を奥様に見つかったときの逸話が面白かった。
奥 清衡
0
よろし。
yabu
0
小説 ★★★★