角川文庫<br> 十三の墓標

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角川文庫
十三の墓標

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784041607213
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「パパもママも帰って来ないの」5歳の少女が警視庁に勤務する坂口正二を訪ねて訴えた。姉夫婦になにがあったのか、若き刑事は不吉な予感に襲われた。義兄の死体は福島県石川町で発見された。また王朝時代の女流歌人〈和泉式部〉の研究家吉川は数日前に佐賀県有明町で義兄が歩いている姿を目撃したという。この離れた二つの町を結び付けるものは和泉式部の墓。そして、姪の証言から「イズミ」という謎の人物の存在が浮かび上がり、事件はがぜん美女伝説めいてくる…。余部鉄橋、天橋立股のぞき、猫啼温泉、旅情ゆたかに展開する傑作ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

しんた

6
岡部警部作品。双子トリックは推理小説では御法度と聞いたがこの程度であればよいのか。殺しの動機が理不尽すぎる。の一言。2017/10/09

コマンドー者

3
内田氏の80年代後半の岡部警部ものシリーズの長編。和泉式部の墓伝説を盛り込んでいる。やや犯行動機が通俗的で肩透かしだが、浅見ものとはまた違ったシリアスさが堪能できる作品。2024/03/21

3
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2008/10/post-5d2c.html2017/04/03

晴歩雨読

3
浅見光彦が登場しない作品を初めて読む。岡部警部シリーズの作品とのこと。和泉式部についてほとんど知識がなかったので、この作品で少し勉強になった。ストーリーとしてはなかなか面白く楽しめた。2016/11/04

まる

3
なんとなく、再読。餘部鉄橋の事故がかなり古くなりにけりだなぁと2012/02/22

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