内容説明
秋の日の早朝、東京白金台で、マンションの窓の外に男の首吊り死体がぶら下っていた。やがて男の妻も、志摩地方の島で首と胴を切り離された姿で発見された。そこは、戦国時代にその地に勢力を張った海賊大名九鬼嘉隆の墓のある場所だった。一方、海外から帰国したばかりの青年三谷凌は、行方不明の友人有藤を捜しに、有藤の妹衣津子とともに伊勢志摩を旅する。旅の途中彼等を襲う正体不明の敵、そして有藤から届いた古文書に隠された九鬼水軍の埋蔵金の謎とは…。夜空に輝く北斗七星が地上に降りる時、全てが解明する。猟奇的事件、凌と衣津子の爽やかな恋、そして解決の鮮やかさが魅力の、書下し傑作冒険推理!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クエンティン・サッチャー
2
約20年ぶりの再読。おそらく私をミステリーの世界へ引き込んだ一冊。内容がどうかよりただただ懐かしく感じながら読んだ。2012/11/02
夢現
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恋愛のシーンとか、一度読んであまり覚えてない部分があったので読み返したくなった。2017/09/09
夢現
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初めて読んだが、そんなに難しくなく、1日で読めちゃうのも良い。いずれまた読みたい。2015/04/27
ばんび
0
帰省中の思い出再読第三弾です。これもまた、歴史が大いにからんできて、大人向けのお話ですね。犯行動機と謎が弱すぎですが、これもまた時代かな……。伊勢志摩を舞台に伝説を語るミステリで、舞台が伊勢神宮じゃないのが一興(キーにはなってるけど)。宗田理って、本来はこういう作品を書く人だったんだよね……。2009/08/15
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