内容説明
現代の妖怪、孤童正幻を倒した後、政府内の秘密組織K3の追及を逃れてひっそりと暮していた鬼谷鉄雄と花友いくこ。だが、平穏は続かなかった。孤堂が甦ったのだ。美貌の三味線師匠の肉体に宿り、神鐘尼を名乗って、再び神国維新革命を企む孤堂。そのパワーアップした妖力・淫力の前に、妖界魔王・鬼谷の力は封じられた。淫醒虐の罠に堕ちた鬼谷といくこに危機が迫る。一方、鬼谷を助けて孤堂と戦う妖犬ハチには、古代の謎を解く壮大な秘密が隠されていた。暴虐と官能の嵐が吹き荒ぶスーパー・バイオレンス。好調第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キー
6
主人公・鬼谷鉄雄が、序盤で洗脳され、ほとんど出番が無くなる衝撃展開。 ヒーロー不在で、二つの組織の陰謀を、特に強いキャラクターの人物も登場しないままに読まされるのは、なかなか辛いものがありました。 終盤、鬼谷の洗脳が解けた途端、大暴れ。 元自衛隊三佐の敵組織隊員を殺して生き肝を食うわ、防衛大時代から鬼谷に憧れていたという若く美しい青年隊員を抱くわ、と、前作とは違った悪のヒーローとして甦った鬼谷の活躍には、いいぞ!もっとやれ!と気分があがります。 終盤にはかなり伝奇色が濃くなったのも嬉しくなります。2020/12/17
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- 【分冊版】花鈴のマウンド 6巻(4)