感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はちてん
18
かの末井昭のエセイ。著者が幼い頃、実母が隣のお兄さんとダイナマイトで爆発心中するという、まさにスキャンダラスな実話から始まる。生まれ育った僻地のこと、上京してからの生活、実際はシンドイことを書いているのだが、スエの筆はトロリと優しくピリピリと芯を突く。70年から80年位の世情感も思い出せて楽しく読めた。下手な小説より面白いですよ(笑)2012/09/08
今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
1
再読。朝日のウェブでスエーが連載してるせいか、最近、評価が高まってきてるようですけど、古くからのファンとしては何を今さら、ということをぼやいては人間が小さすぎますか、そうですか。2012/03/17
seiji3982
0
おそらく再読。見城徹が絶賛していた声が頭の中でコダマする。 あれから幾年月。驚くこともなく普通に読んでしまった。 本来毛のある部分は全部隠さなきゃいけない この一文には笑う。んなことをいったら今のバイパンブームは・・・ 2012/12/15
丰
0
Y-202004/10/18
石井透雄
0
僕の場合、お母さんが爆発だったP8僕は自分がダサイと思う。なぜダサイかと言えば、僕の人生がこの本に書かれているようなものだからである。そのダサイ人生を人に話しても、自分が決して楽しくなるわけではない。そのダサイ自分の人生を人に話せるようになったのは、ある程度自分のことが客観視できるようになり、自分のことを冗談にもできるようになったからだ。そうなって、僕はずいぶんと楽になった。この本は、僕が楽になっていく歴史でもあるのだ。だから、ダサイ人生で悩んでいる人は、ぜひ読んでもらいたい。きっと救われると思うp1992018/08/05