感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nobody
9
専攻の学者の手によるお固い中公新書『日中戦争』でも判らなかったことが判った。日中戦争には蔣介石軍と八路軍の他にも敵がいた。残虐に殺しにき、かつ一向一揆軍のような紅柳兵と称する宗教軍、郡長と区長が組織した郡長軍・区長軍、地主が土地防衛のために金で集めた軍、匪賊・馬賊。日本軍にとってはこれら雑軍の方が恐ろしく、また死者も多く出した。だが全体には“読売らしい”セーブが効いておりそこが朝日との違いである。「南京大虐殺が残虐であるのと同じように、原爆投下も残虐である」「加害者の立場に立たされた兵士にしても狂気の世界2024/08/29
ゴリゾウ
0
文部省が戦後間もなく発行した教科書「あたらしい憲法のはなし」⇒「みなさんの中には、こんどの戦争に、おとうさんやにいさんを送りだされた人も多いでしょう。ごぶじにおかえりになったでしょうか。それとも・・」(P37) #10791989/07/15