角川文庫<br> ひとりガサゴソ飲む夜は…

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角川文庫
ひとりガサゴソ飲む夜は…

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041510247
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

熱帯の禁酒国でこっそり手に入れた、悶え苦しむ“秘密のビール”の味とは!?南の無人島で食べた、ゼイタクな酒シャブシャブについて。初めて行った国で飲んだ酒に、破壊的ダメージを受けた痛恨の二日酔い。与那国島の巨大蜘蛛のようなヤシガニの絶品カニミソなどなど…。一度は飲んでみたい幻のお酒の数々から、ちょっと遠慮しておきたいゲテモノオツマミまで、ありとあらゆる酒と肴を、縦横無尽に書き綴る、極上エッセイ。

目次

1 人間は一生のあいだどのくらいビールが飲めるか!?なんてことを考えてもしょうがないけど考える。
2 赤道から極北まで探せばどこかにきっとある。人類のヨロコビと悲しみのみなもと。
3 オアシスの夜はけっこううるさくてついついウイスキーがすすんでしまうのであった。
4 川を下り海をわたる。キングコブラ酒に赤ボヤのプラスマイナス問題について考える。
5 メコン幻のコメウイスキーぐいぐい飲み男からポルトガルの火焔酒まで。
6 ナスの古漬け、キムチのチャーハン、チカの天丼三点セットをさあどうぞ。
7 ひとりガサゴソ飲む夜は覚悟をきめて三時間。くたびれたらアワビの丸ごとおかゆが待っている。

著者等紹介

椎名誠[シイナマコト]
1944年、東京生まれ。作家。「本の雑誌」編集長。写真家、映画監督としても活躍。『犬の系譜』で吉川英治文学新人賞を、『アド・バード』で日本SF大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

73
最近シーナ本を読んでいない。道理で調子が出ない(笑)。椎名誠の本はわたしにとってゴマサプリメントだったのだ。本書はまさにサケ&ビールと、そのアテに集中したエッセイ。読めば読むほど飲みたくなるし食いたくなる。アワビやゴカイなどの「あっ、何すんだ」的擬人法は、他の本でも読んだけど笑ってしまう。でもそのセリフには、生き物を食べる側の「すまぬ」という気持ちが現れていて、共感できるものがあるなぁ。とにかく気取らないで飲みたいものだ。海外にはとても行けないけれど。解説の竹田さんの、「シーナ隊長」への信頼感がいい。2020/10/19

サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥

65
旅先で出会った極上の酒とオツマミ。痛恨の二日酔い体験。禁酒地帯での秘密ビール――世界各地、どこにいても酒を飲まない夜はないというシーナさんが描く、酒飲みのヨロコビと悲しみがぎっしり詰まった痛快エッセイ。ほんと旅の楽しみの一つは旅先での旨い飯と酒。私はここまでチャレンジングにはなれませんけどね。★★★

akira

30
まちライブラリー森ノ宮本。 あや探と一緒にみつけたエッセイ。世界各地でのゲテモノ・キワモノも多めのお酒の話。ちょっと前に話題になった「口噛み酒」の話もあって、やっぱりあるんだなと思った。 いろんな酒の話が多い中で気になった一節。蕎麦屋かぁ、たしかに合わない要素がない。なんかの機会に一度試してみようかなぁ。 「蕎麦屋でイッパイというのが案外いいのである」2019/11/04

たいぱぱ

22
初めて読んだはずなのに、既読感があるのは誠ちゃんのエッセイにはよくあること。椎名さんのエッセイは、もうあまり読まなくなったけど、時々急に読みたくなります。お酒に弱いけど、味が好きな僕には椎名さんみたいな人が羨ましい。ドイツのオクトーバーフェスティバルに行ってみたいけど、一杯で倒れそう。そしてフェスのトイレには絶対行きたくない!2018/01/20

みつりんご

19
どんな物でもワシワシ食べて、ほどよく冷えたビールを飲み続ける、食欲自慢でも大酒自慢にも聞こえないのがシーナ本の魅力。あースッキリしました。イカが白い体を横たえて「私もう駄目、刺身でもソーメンでもリングでももうどうにでもしてぇ」って言ってるとこれからイカみるたびに思いそう。読んでる途中に冷蔵庫にビールが冷えているか思わず確認したくなる魅惑の一冊です。2014/07/31

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