内容説明
「10日後の葬儀の日まで、遺産相続人は屋敷を立ち去ってはならぬ」奇妙な遺言をして老女山師が死んだ。莫大な遺産を狙い、子供達や親戚が、その言葉通り蔵王山中の古屋敷に足止めをくった。だがある朝、長年の持病の心臓病が悪化したのか、入浴中の長女が急死してしまった。しかもこの事件を幕開けに、一人また一人と遺産相続権者が怪死していく…。雪降りしきる蔵王山中に連続して起る惨劇の演術者は誰か?ミステリーの名手がトリックを駆使して描く、本格推理の傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シロくますけ
1
通俗ミステリだと思っていたら、意外と本格だった。適度な通俗感もある。意外な犯人、惜しげもなく散りばめられた機械的トリック。(最近のミステリに比べれば)ややこしすぎないのもいい。2024/10/02
勉誠出版営業部
1
装丁が不気味な感じの、 故・草野唯雄の『蔵王山荘連続殺人事件』を読了。大胆なトリックが冴えわたる一作。最後の数行が、かなり不穏な感じで、ここが一番印象に残りました…。2018/09/29
あさやけ
0
不思議なほど 盛り上がりに欠けた いろいろ要素はあるはずなのに この淡々感 かえって驚くレベル2018/05/15
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