出版社内容情報
時々物思いにふける癖のあるユニークな猫、ホームズ。血、アルコール、女性と三拍子そろってニガテな独身刑事、片山。二人のまわりには事件がいっぱい。三毛猫シリーズの記念すべき第一弾。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
380
新本格以前の”ザ・良作”。女子大の学生寮という、一つの定番コードと呼んでもよい舞台設定で、事件自体も重たいものを、誰が読んでも楽しめるくらいライトに描いて、且つ、トリックも個性的。もともと、綾辻行人の作品のどれかで「新しい密室トリック」と紹介されていたのが読むキッカケだったはず。犯人の動機など、はしょる部分は徹底的にコンパクトになっているが、この作風であれば許容範囲。晴美も二作目以降は時にうざったい事もあり、この頃が一番いい感じ。気の毒ではあり、主要キャラとしては印象が薄いが、が変にズケズケしていない。2017/01/04
ゆみきーにゃ
102
三毛猫ホームズシリーズ一作目。もっと軽いお話かと思っていたらしっかりミステリーでした。絶対この人怪しい!って人がやっぱり事件に絡んでいたり面白かったです。2022/03/06
再び読書
84
ここまで続くシリーズになると思わなかったが、面白く読めた。流石に最後は無理があったが・・・
おか
83
久々の三毛猫ホームズシリーズ その1!!!最近 このシリーズだけ 図書館の書庫に入っているので この際だから はじめの一歩から予約して読むことにした。やっぱり赤川さんの原点はこのシリーズ^_^ 全く変わらずの片山さんと妹の晴美がいたが 全く忘れていた彼らの歴史もあった。今日は持病の回復が余り良くないので 医者を変え その為に半日病院に缶詰め状態 その間に一気読みできた*\(^o^)/*まぁ それで良しとしよう(#^.^#)2018/03/08
セウテス
67
三毛猫ホームズ初登場作品です。いつものメンバーになる片山刑事と妹の晴美など、この作品から長い付き合いになります。ユーモアミステリーの先駆的存在になった超有名作品です。ホームズが活躍するバラエティーと思っている方もいると思いますが、軽いタッチの敢えて本格にはしてないミステリーなんです。密室殺人が起こり片山刑事が事件に当たるので、ドタバタ劇や日常茶飯事な出来事が描かれますが、トリックを見抜く為の伏線はかなり沢山配置されています。意外なものをトリックに使っていますし、予想に反する結末に納得できる作品です。2014/09/01
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