内容説明
塚原修造、津村光男、浦田京子の“3人組”は、会社では出世の見込みのない、いわゆる落ちこぼれ組だ。塚原は平凡な妻と高一の娘がいる48歳,津村は可愛い妻とふたり暮しの36歳,京子はしっかり者の38歳になる独身OLだ。彼らは会社の隠し金を盗み出すことに成功。その金額2億円!!ドジで人の善い男女3人。本当にこの先大丈夫?本物の悪になりきれない奇妙な“3人組”の大騒動を描く、ユーモア・サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hika
5
このシチュエーションいつもあるきがする笑2015/09/23
tame
4
人として最低なことを仕出かし絶望に落ちるところまでやや行ったのに、作品全体には相変わらず朗らかな空気が漂い続け、茶化しながらも真面目に人間讃歌を歌っているのに何か狂ったものを感じたりもするけれど、この世界の住人になりたいなとふと思わせる優しさが心に残りました。2016/09/21
鑑真@本の虫
4
昔の赤川次郎って感じの作品。赤川次郎ファンには読んでみてほしい。2010/01/01
ichiezo
3
屋根裏本再読。赤川作品は映像化で楽しめると思う。2014/02/01
虫尾
3
非常に軽いのだけど、大変に面白い。 アブラがのっていた頃の赤川らしい小品と言える。 ジャンル的にムリかも知れないが、これでひとが死ななかったら更に読後感はよかった。2010/04/09