感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たか
35
初期の赤川作品。いつものユーモアなタッチは影を潜め、全体として暗めのテイストになっている。ストーリーも複雑で、主人公もはっきりせず、赤川作品にしては、少々読みにくい。D評価2018/02/18
そうたそ
32
★★☆☆☆ 主人公なきミステリというか。軸となる人物なく進む不穏なミステリで、著者の作品にしてはストーリーも複雑に入り組んでいる。普段のユーモアなタッチは影を潜め、そこはかとない暗さをもって進められる。ラストの意表をつかれる展開には驚くが、ユーモアを廃した著者の他作品の傑作を思うと、そこまで乗り切れる作品でもなかったかなあ。驚くべきスピードで作品を量産しながら、これほどのクオリティを保っているんだから、やはり赤川次郎おそるべしである。2017/11/08
背番号10@せばてん。
20
1991年11月16日読了。あらすじは忘却の彼方。(2023年6月11日入力)1991/11/16
ア・トイロッテ(マリポーサとも言う)(各短編の評価はコメントで)
14
★★★☆ 7 角川文庫無料読み放題にて読了。予想外なオチがあるという書評があったので読んでみた。なるほどこれはイヤミスだわ…2018/12/01
みみずく
12
赤川先生初期の作品。この頃のは読んだはずーと思ったら未読だった。次々と新装版が出る中これは再販ないのはよくわかった。この後味は相当苦く、もどかしい。今のキャラクター重視の物語の中では書かれない小説だと思うが、昔はこういうテイストの作品よく見かけたなぁ…と懐かしくもあった。物語をたどっていくと人物との距離が開いてこういう感じになるのかな。かといって人物が操り人形みたいに見えることもない絶妙な距離感だった。2018/12/02
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