感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スターライト
11
SF同人誌「宇宙塵」に連載した氏の処女長篇。機械文明が発達し、巨大なコンピューター(電子頭脳)が支配する未来社会。人々は何不自由なく暮らしていたが、それに満足できない人々がいた。そのリーダーの娘を母に持つカールーは、その昔、ある書物によって平和に暮らしていたというその”伝説の書”を求めて星々の海へと漕ぎ出した…。1962年、日本SF黎明期に発表されたこの作品には、粗削りながらも作者の人類への限りない信頼と愛への信仰が謳われる。タマーラと出会ってからの物語の疾走感は心地よい。希望を持たせるラストもいい。2019/01/30
洪七公
1
読了1982/11/24
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- 和書
- 性とはなにか